われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか
フランスの画家「ゴーギャン」の作品のひとつである。
西洋文明の社会に絶望したゴーギャンは、己の思い描いた楽園を求めて南太平洋の島タヒチへ渡ります。
しかしそこは彼が思い描いた楽園ではなく、ゴーギャンは病気と貧困に悩まされてしまいます。
希望を失ってしまったゴーギャンは、人生最期の作品として、「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」を制作したあと、自殺を図ってしまいます。
手塚治虫の漫画にもこのストーリーをオマージュした話がある。
ブラックジャックの「絵が死んでいる」である。
核実験に巻き込まれた画家の青年の話で、ブラックジャックの中でも、かなり濃厚かつメッセージ性の強い話である。
この話が本誌掲載されたタイミングは8月18日号。
手塚治虫から読者へ、戦争や平和に対するメッセージだったのだ。
漫画も、絵画も、強烈なメッセージを残し、継承するためにとても有効である。
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