”やつらに殺されるくらいなら、俺は友に借りを返して死にたい”
映画「Once Upon a Time in America」を3倍楽しむための記事です。
結論
・長いけどデニーロとモリコーネのおかげで観られる
・禁酒法でウハハのハな雰囲気
・THE デニーロを感じられる作品
はじめに
「Once Upon a Time in America」は1984年米のセルジオレオーネ監督作品。
ジャンルはマフィア映画です。
ユダヤ系移民の貧困家庭出身のデニーロ演じるヌードルスが禁酒法時代のニューヨークを駆け抜けた日々を描いています。
セルジオレオーネの遺作であり、最高傑作とも称される作品です。
それではおすすめや見どころポイントを解説していきましょう!
・長いけどデニーロとモリコーネのおかげで観られる
この映画、めっちゃ長いです。通常の映画2本分くらいあります。
どのくらいかというと、Amazon Prime Videoでは3時間49分ありました。
しかしこの長さが必要だそう。というのも、当初は、通常のサイズで劇場公開され、いまひとつの評判だったそう。3時間越えのサイズで公開されると、絶賛されたそうです。
とにかく長いですが、ご安心ください。デニーロのしびれる演技とモリコーネの極上の音楽で、全然観られます。本当に重厚で、上質な仕上がりです。マフィア映画らしく、下品なシーンも多々観られますが、そのあたりも吹き飛ぶほど、デニーロとモリコーネによって、品のいい映画を観た気分になること必至です。
劇中でかかる美しい「イエスタデイ」は涙が出そうになります。
・禁酒法でウハハのハな雰囲気
禁酒法で成り上がる様を描いた映画なので、そのあたりをある程度頭にいれていると理解度が高まってよいかと思います。
禁酒法は1920年から1933年までアメリカで施行された法律です。
酒で犯罪を減らそうぜ 先進的で画期的だぞこれは みたいなねらいだったのですが全くの逆効果。
酒の販売、運搬、製造は禁じたものの、飲酒はOKという謎のざるっぷり。
そのため、密造やもぐり酒場で酒を提供、高値での売買などが横行したそうです。これにより、裏社会の住人、いわゆるマフィアは稼ぎます。
それに映画で乗っかったのがデニーロと仲間たちです。
ラスト周辺の車のシーンはあの頃の幻想をデニーロが観ているという演出です。
禁酒法時代の終焉が1933年というのも、映画では少し重要なポイントですので、覚えておくとよいです。
・THE デニーロを感じられる作品
デニーロの出演作は「ゴッドファーザー2」「タクシードライバー」「ディアハンター」「レイジングブル」を経て今作という流れです。
見事と言うほかなし。これらの作品で獲得した、彼の役者としての深みをたっぷり味わえます。
個人的な見どころは、ラストの笑顔を筆頭に、「寄りの表情」に注目していただきたい。何もセリフを吐かずに、この観られる演技をできる俳優が、世の中に果たしてどれほどいるでしょう。
ため息が出ます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
長い分、達成感も強い!
「名作と言われるこれをとうとう観切ることができた!」という感動も乗っかってきました。
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