「林檎とポラロイド」をテアトルで鑑賞しました。
切ない映画です。クリティカルに見どころを解説します。
はじめに
記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界――。それでも男は毎日リンゴを食べる。
「お名前は?」「覚えていません」――。 バスの中で目覚めた男は、記憶を失っていた。
覚えているのはリンゴが好きなことだけ。世界は、記憶喪失を引 き起こす奇病が蔓延し、治療として「新しい自分」と呼ばれる回復プログラムが行われている。
毎日送られてくるカセットテープに吹き込まれた様々なミッ ションをこなしていく。
自転車に乗る、仮装パーティーで友達をつくる、ホラー映画を見る。
そして、その新たな経験をポラロイドに記録する。
様々なミッションをこなして行く中で、ある日、男は、同じくプログラムに参加する女と出会い、仲良くなっていく。
しかし、「新しい日常」に慣れてきた頃、男は忘 れたはずの以前住んでいた番地をふと口にする・・・。「哀しい記憶だけ失うことはできませんか?」口数の少ない主人公が治療を通して心に宿した本当の思いとはーー?
https://www.youtube.com/watch?v=8U7tshReYaY
本当の思いや真相はかなり映画の本質をついてしまうので別の視点から見どころを紹介します。
近未来なようでアナログな世界観
「記憶障害が蔓延する」という設定のため、やや近未来な世界なのだと思います。
しかし、出てくるものがなんともアナログ。
カセットやポラロイドカメラ、リバイバル上映。なーんかいい感じ。
スマホは登場してなかったような気がします。
色んなものが発展しつつも、これくらいのアナログ感が残ればいいなと感じる世界観でした。
他にもアナログなアイテム、たくさん登場しますので、ぜひ探してみてください。
もし自分なら
この映画では記憶障害になった人が「回復プログラム」を受けます。
この「回復プログラム」とは、昔の記憶を思い出すことにこだわらず(どうせ思い出せないから)「新しい自分」を作っていこうよ。といったプログラムです。
一見ポジティブですが、あなたはそのプログラム、参加しますか?
当事者目線で鑑賞すると面白そうです。
ちなみに私は断然参加します。面白そうだったし笑
誠実な人なら
こちらはブログで。私にとっては、この映画で最も深い学びでした。
主人公がプログラムを受ける様子は、とても微笑ましいです。
なぜなら、真面目で誠実、素直だから。そういう人ってなんだか可愛く見えるものです。
きっと、記憶障害でも、その他どんな困難を抱えていても、人として誠実ならば、理解者がそばにいてくれるのではないでしょうか。
この可愛い主人公も、見どころです。
自転車のシーンと、焼き菓子のシーンは最高。
最後までお読みいただきありがとうございます!
林檎、食べましょう。
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