ジャンプ+で掲載されている読切漫画作品「さよなら絵梨」を読みました。
作者の映画への愛がよく伝わってきます。
二転三転するストーリー展開はまるで、映画のよう。
二次元作品でここまで”映画を感じられる作品”は他にはありません。
作品と見どころについて解説します!
はじめに
「さよなら絵梨」はウェブ漫画サイト少年ジャンプ+で公開されている作品です。
病の母が死ぬまで、スマートフォンで撮影をしていた優太。彼は母の死後、自殺をするために向かった病院の屋上で、とある少女に出会い、映画を撮影することになるのだが……!?
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496858728104
「ファイアパンチ」「チェンソーマン」「ルックバック」と名作を生み続けている藤本先生の最新作です!!
私は中でも「チェンソーマン」が大好きです!過去にも「好きなキャラランキング」記事を書いております。
使用された映画ネタ
「さよなら絵梨」は主人公が映画を撮ることが大筋です。映画をうまく撮影するという目標に向かって、数々の映画作品を鑑賞します。
また、オマージュ的な登場のさせ方も多く観られます。
いずれかのかたちで登場した映画がこちらです↓↓↓↓↓
「シックスセンス」
「ぼくのエリ」
「インタビューウィズヴァンパイア」
「ファイトクラブ」
「メメント」
「君の名前で僕を呼んで」
「ジョンウィック」
「パーマネント野ばら」
とくに「ファイトクラブ」と「ぼくのエリ」、「インタビューウィズヴァンパイア」はかなり重要に絡んでいるように思います。
藤本タツキ先生は本当に映画好きだとよくわかります!
二転三転のストーリー
ストーリーがかなり入り組んでいます。一筋縄ではいきません。
それこそ、「ファイトクラブ」や「シックスセンス」、「メメント」のようにぐるぐる回ります。
私は「さよなら絵梨」の中で、三度騙されました…。
非常によく練られた作品です。
ファンタジーをひとつまみ
作中に「ファンタジーをひとつまみ」という表現が何度か登場します。
主人公が作る映画には、「ファンタジーがひとつまみ」入っているのだそうです。
現実的なお話の中に、少しだけファンタジー要素を入れるという意味です。
オシャレな表現であると同時に、そういう作品、たまにあるなと思いました。
例えば何度か出ている「ファイトクラブ」もそうですし、
最近鑑賞した「ガガーリン」もそうでした。
こういった作品って、拍子抜けするパターンもありますが、なんだか妙に後を引く、印象深い作品になることが多いです。
作者の意図も考えたくなります。
「おかえり絵梨」の中にも「ファンタジーがひとつまみ」入ってます。
どこがファンタジーなのか、考えながら読んでみてほしいです。
見る度に貴方に会える
「見る度に貴方に会える」も作中に登場するセリフです。
映画の本質を押さえている、名ゼリフだと思いました。
映画を観れば、いつでも
ジェームズスチュアートに会える
三浦春馬に会える
大杉連にも、高倉健にも、リバーフェニックスにも、ロビンウィリアムスにも、樹木希林にも会える。
映画の中には、素敵なあの人が映っている。
写真と同じように、映画も思い出の記録なのだと気づかされました。
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ファイトクラブ」を観たくなりました。
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