手塚治虫の名作「ブラックジャック」に登場した「ソ連」に関連するお話について紹介します。
はじめに
ブラックジャックは手塚治虫による医療漫画です。
ブラック・ジャックは、天才的な外科医で、死の危機にさらされた重症の患者を、いつも奇跡的に助けます。しかしその代価として、いつも莫大な代金を請求するのです。そのため、医学界では、その存在すらも否定されています。人里離れた荒野の診療所に、自ら命を助けた助手のピノコとともに、ひっそりと暮らすブラック・ジャック。彼の元には、今日も、あらゆる医者から見放された患者たちが、最後の望みを託してやってくるのです。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/438.html
とてもファンの多いこちらの作品には、数々の国の人々との交流も描かれています。
その中で、今回は当時のソ連と関係のあるお話を二つご紹介します。
未来への贈り物
少女はエリテマ・トーデス、少年は筋萎縮性側策硬化症。ふたりとも不治の病だった。ふたりは結婚。若きインターン時代のB・Jはいつか結婚のお祝いを贈ると約束した。それから10年。ソ連で人工冬眠装置が実用化され、B・Jは二人を紹介する。未来には治療法が見つかるかもしれない。その未来こそがB・Jからの贈り物だった。https://www.akitashoten.co.jp/special/blackjack40/111
重い病気を抱える若いカップルを救うお話。日本での治療は困難であり、もう死を待つしかないのか…と絶望する2人。
当時のソ連は医療が進んでいました。
日本より進んだソ連のあるテクノロジー及び医療技術をカップルへプレゼントするラストがたまらなく「ハラショー…!」なお話です。
音楽のある風景
徹底した思想管理の政策がされているD国では外国製の音楽を禁じられていた。しかし世界一の外科手術の腕を持つその博士は、音楽に包まれて暮らしたかった。だから手術室の中で音楽を聴くようになり、以来、音楽を流しながらオペをするのが常となった。その博士の公開手術を見学したB・Jは、博士から「今度は君の腕前を見せてくれ」と頼まれた。https://www.akitashoten.co.jp/special/blackjack40/148
手術室でしか、好きな音楽も聞けやしない。
そんな切なさを感じるお話です。
ある共産主義のD国とされているため、ソ連かどうか確証はありませんが、近しい国をイメージして描かれたのではないかと思います。
このあたりは、現在のいくつかの国とも似ていると感じるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ブラックジャック」は本当に学びが多いです。興味や視座を広げるのにはうってつけです。
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