「ジョゼと虎と魚たち」を鑑賞しました。
アニメ化したことでも話題になった、犬童一心監督の代表作品です。
懐古と共に、今の時代の素晴らしさを感じることもできる映画でした。
はじめに
「ジョゼと虎と魚たち」は2003年の日本映画です。
田辺聖子の短編小説を犬童一心監督が実写映画化。妻夫木聡と池脇千鶴が共演し、足の不自由な少女と平凡な大学生の切ない恋の行方を描く。ごく普通の大学生・恒夫がアルバイトする麻雀店では、近所に出没する謎の老婆の噂が話題となっていた。その老婆は決まって明け方に現れ、乳母車を押しているのだという。明け方、恒夫は坂道を下ってくる乳母車に遭遇。近寄って中を覗くと、そこには包丁を振り回すひとりの少女がいた。ジョゼと名乗るその少女は足が不自由で、祖母に乳母車を押してもらい散歩していたのだ。不思議な魅力を持つジョゼに惹かれた恒夫は、彼女の家をたびたび訪れるようになる。https://eiga.com/movie/40852/
30代40代にはグッと刺さるキャスティングかと思います。結構豪華です。
中でも…
池脇千鶴が美しい
最高に美しいです。
間違いなく池脇千鶴さんのキャリアを代表する作品ではないかと思います。
関西弁の独特な語り口も素敵です。
それに加えて…
ラブシーンが濃厚
かなり濃厚なラブシーンも演じています。
江口のりこさんのラブシーンもかなりのもの。
レアですよ…!どちらもかなり魅せてくれます。
近年稀に見る濃厚さ。これも時代ですかね。このレベルのキャストが、ここまで見せることはもうないと思います。
懐かし妻夫木
「妻夫木聡さん、あんな髪型してたなあ」と懐かしくなりました。
ちょっとパンキッシュな、ツンツン真っ黒ヘアー。
私にとってはthe妻夫木聡でした笑
京都じゃないんですね
今作では「くるり」が音楽をつとめています。
そのため、京都が舞台なのかと思っていましたが、大阪が舞台だそうです。
改札のシーンでは「西寝屋川」の地名が観られました。
しかし、あるシーンでファミレスの「ジョナサン」らしき看板が映っていました。
実は、大阪には「ジョナサン」がありません。
そのため、調べたところ、撮影地は関東のようです。
今だったら放映できるのか?
今作は、身体障害者に対しる差別的な発言が多くみられます。
結構キツイです。あまり罪の意識がなさそうなのがまた恐ろしい…。
婆さんの行動や発言は人権的にも大問題(余裕で虐待)だし、妻夫木の弟役の発言もかなり嫌な感じでした…。
しかし、19年前はあれくらいがある程度普通だったのかもしれません。
そう思うと、今の時代はインクルージョン・ダイバーシティな考え方が浸透している証拠なのではないかと思います。
逆に、今あの映画を観て、そのあたりの発言に何も感じなかった人は少し気をつけた方がいいです…。きっと気づかずに誰かを傷つけちゃってます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
2000年代の懐かしさを味わえつつ、人権や障害に対する意識の確認をするための、いい教材かもしれません。
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