映画「キャメラを止めるな!」を鑑賞しました。
日本で公開された「カメラを止めるな!」をアカデミー受賞監督である、ミシェル・アザナヴィシウス監督がリメイクするという、何とも誇らしい作品。
原作「カメラを止めるな!」が大好きなので、鑑賞してみることにしました。
今回の記事では原作との比較や、ミシェル・アザナヴィシウス監督がどれだけすごい人なのかを解説します。
はじめに
「キャメラを止めるな!」は2022年に公開されたフランス映画です。
2018年、監督もキャストも当時はまだ無名にもかかわらず、熱狂的な口コミが日本列島を駆け巡り、観客動員220万人・興行収入32億円を突破し、社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』。
https://gaga.ne.jp/cametome/about/
海外でも大ブームとなり、遂に決定したリメイクの発表に、全世界が驚愕!第84回アカデミー賞®作品賞を始め5部門を制した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウスが監督!『タイピスト!』などで知られるフランスNo.1の人気を誇るロマン・デュリスと、『アーティスト』でアカデミー賞®にノミネートされ、『ある過去の行方』で第66回カンヌ国際映画祭女優賞に輝いたベレニス・べジョが主演!
私たちの愛すべき〈B級カメ止め〉が、オリジナルを深くリスペクトしながら、フレンチのおしゃれな笑いと最先端のアートをきかせた、オスカー仕込みの大感動のエンターテイメントに超進化した!
何だかもの凄い持ち上げ方ですね…。大丈夫かと心配になるほど笑
でも心配ご無用。めちゃ面白いです。
なぜなら…↓↓↓↓
原作とほとんど一緒
原作「カメラを止めるな!」の内容をとても忠実に再現しています。
『ちょっとやりすぎだろ』ってくらい同じです笑
ストーリーの設定ですが、前作「カメラを止めるな!」の中で、撮影したワンカットライブ番組が大ヒットし、それをフランスでも撮ってみませんか?という流れです。
いわば「カメラを止めるな!」の続編のような感じ。
日本人プロデューサーから、
『ほとんど同じ内容で放映しろ』と要求されるという設定にすることで、類似して当然である環境をうまくつくっていました。
原作と違うポイント
しかし、僅かに違うところもございます。それをぜひ味わっていただきたいです。
最たるものが…
竹原 芳子(どんぐり)さん
「カメラを止めるな」でもプロデューサー役で出演していた竹原 芳子さん(旧芸名どんぐり)
同一人物という設定です。立ち位置もほぼ同じですが、フランス語がわからないので、通訳を介して監督らとコミュニケーションをとります。
「なんて言うてんの?」「なんか、変な雰囲気やな」
など、異国で戸惑う様子が面白いです。
また、前回のワンカット撮影番組に絶大なる自信を持ち、変更を許さない、恐いプロデューサーの一面も垣間見えます。
音楽担当
「キャメラを止めるな!」では、音楽担当スタッフがとても目立っていました。
流石はオシャレ映画制作国、フランスといったところでしょうか。
気が優しくて、フランクで、でも音楽センスは光るものがある。そんなスタッフの活躍を楽しむことができました。
私は「キャメラを止めるな!」で一番好きなキャラクターです。
ミシェル・アザナヴィシウスはガチですごい人
ミシェル・アザナヴィシウス監督の作品「アーティスト」をご存じでしょうか。
こちらの作品は第84回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・主演男優賞・作曲賞・衣装デザイン賞の5つの賞を受賞しています。
中でも作品賞と監督賞における受賞は本当に名誉なことです。
その上、対抗馬として、マーティン・スコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」と、ウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」、2大巨匠をおさえての受賞。
これ、めちゃくちゃ凄い事なんですよ…。
そんな名監督が、コメディ色の強い日本映画をリメイクするなんて、とても光栄ですね!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「キャメラを止めるな!」は原作とほとんど内容は同じでしたが、フレンチムービーらしいオシャレさや、名監督のセンスが垣間見える作品でした。
そして、本当に笑えて最後は感動する、素晴らしいストーリー。
原作の凄さをあらためて実感しました。
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