「NOPE」をIMAXで再鑑賞してきました。
一回目でも十分楽しめたのですが、やはりいい作品は何度観てもいいものです。
今回の記事では、IMAXだからわかったこと、2回目で気づけたことをお伝えします。
新鮮な気持ちで観たいあなたは、鑑賞後にお読みください。
IMAXで気づいたこと
まずは、IMAXだからこそ得られた気づきと感動をお伝えします。
ゴーディの恐怖とストレス
チンパンジーのゴーディがパニックとなってしまい、人を襲うシーン。
トリガーとなったのは風船が割れたことでした。
あの風船があちこちで割れる音響をIMAXでは堪能できます。
後ろから、前から、横から、風船の割れる音が聴こえます。
ゴーディでなくとも、ビクッとするし、ストレスを感じずにはいられません。
一種のジャンプスケアを、音だけで楽しめるのはIMAXだけでしょう。
ゴーディについては、こんな動画が公式にアップされていました。
いやー凝ってます。
NOPEちゃんのスクリーム
NOPEちゃんの叫び声も、IMAXの音質をもってして、恐ろしく堪能できます。
初期のゴジラのような、色々な生き物が混じったような咆哮。
恐可愛い声をお楽しみください。
見上げてごらん夜のNOPEを
IMAXスクリーンは、視線を上にも下にも向けなければなりません。
なんせスクリーンが大きいですからね。
そして「NOPE」という作品は「見上げてはいけない」というのが一つ大きなポイントとなっています。
背徳感と共に、恐る恐る見上げる。
IMAXの大スクリーンだからこそ味わえる醍醐味です。
また、夜の風景はかなり特殊な技術を使って撮影しています。
昼間の風景と、赤外線カメラで撮った映像と重ねるという手法です。
この見事さ、美しさも、IMAXならより堪能することができますよ。
2回目の鑑賞で気づいたこと
ここからは、2回目の鑑賞で気づけたことをお伝えします。
一番搾り
チームを組んでから、前夜の決起集会のシーン。
彼らが飲んでいる缶ビール。
日本が誇るキリン「一番搾り」なのであります。
ジョーダン・ピールのお眼鏡にかなったなんて、何だか嬉しいですね。
西部劇強め
ジュープのテーマパーク然りですが、「NOPE」は西部劇を象徴する演出が多いです。
特に2回目で痺れたのが、終盤の西部劇感強めのBGMと、ラストショットです。
映画史を語ることが、サブテーマである今作において、SFチックな世界観に、西部劇のエッセンスを見事に加えたことがとても気持ちよかったです。
IMAXへの情熱
「NOPE」は、これまでの映画の中で、最もIMAXに適した作品です。
「見上げる」というメッセージ。空を基調とした世界観。ストレスを煽る音響。強烈です。
そんな今作ですから、劇中にもそのメッセージがこもっていました。
凄腕カメラマンのホルストが使用する手巻きのカメラ。
あのカメラの上部にご注目ください。
しっかりとあるのです。「IMAX」の文字が。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「NOPE」をIMAXで鑑賞して気づいた点を解説しました。
音響といい、映像といい。これは、本当にIMAXで観る価値のある作品です。
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