「JAWS」のDVDを随分前に買っていたのを発見しました。
多分学生時代に購入したはず。
あれから10数年が経ち、いろいろな映画を観た今の私が発見したことや、JAWSをより深く味わうための14のポイントを紹介します!
JAWSとは
「JAWS」は1975年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督によるアメリカ合衆国の映画です。
海のある平和な町、アミティ島が巨大ザメの恐怖に襲われ、ブロディ署長が個性的な仲間と共に立ち向かうお話。
ジョン・ウィリアムスの音楽や、曲者男同士で共闘する流れなど、後の映画に多大なる影響を与えた作品です。
スピルバーグは当時28歳
「JAWS」撮影時のスピルバーグ監督はまだ28歳の若者でした。
そのため、撮影現場のスタッフも俳優も、彼よりも年上が多く、全然言うことを聞かず、大変な現場だったのだとか。
ユニバーサルでモンスターを撮る意味
ユニバーサルという会社は、モンスターの権利をたくさん持っています。
フランケンシュタインやドラキュラなどのキャラクターの権利はユニバーサルが所有しているため、それらが登場する映画はユニバーサルの許可なく作ることはできません。
勝手にミッキーマウスやドナルドダックを使えないのと同じです。
ホラー・モンスターのユニバーサル、
ファンタジーのディズニー
といったところでしょうか。
そんなユニバーサルでモンスター映画を、28歳の若者が任されるなんて、とてもすごいことですよね!
鳴き声は大アマゾンの半魚人
そんなユニバーサルのモンスター映画の中でも先駆けに「大アマゾンの半魚人」という作品がございます。
「JAWS」は時折、「ウォォォォォオ!」と鳴き声をあげます。
この声は、「大アマゾンの半魚人」の鳴き声を使用しているそうです。
モンスター映画を背負っていくというスピルバーグの決意や、ユニバーサルからの期待が表れている証拠ですね。
そして魂は現代の映画へ受け継がれる
そしてスピルバーグの魂は、後の作品へと引き継がれます。
あらゆる映画で「JAWS」のオマージュは観られますが、「NOPE」は特におすすめです!
ブロディ署長は静かに暮らしたい
主人公のブロディ署長は、もとはニューヨーク市警で働いていました。
田舎のアミティ島へ赴任し、のんびりとした署長ライフを送ろうとしていた矢先に、大ザメのパニックに見舞われます。
そんな彼が家族や島の人々のために立ち上がるドラマは実に見ごたえがあります。
サメの恐怖
「JAWS」の大ザメがなぜあれほど恐ろしいのか、3つの観点からお伝えします。
視えないからこそ恐い
「JAWS」の大ザメは、尺的にはそんなに登場しません。
サメ機械人形があまりうまく動かなかったため、極力使わないようにしたそうです。
それが逆に功を成し、不気味さを演出することになっていますね。
サメの視点
「JAWS」では、海の中からサメの視点で撮影されるカットが何度かあります。
一見滑稽ですが、これもまたいい。
人間をエサとして、捕食者視点の恐ろしさ、逃げることのできない海の恐怖を演出しています。
海だから血がリアル
1970年代のホラー映画の血は、鮮やか過ぎて嘘っぽいことが多いです。
「JAWS」では、流血シーンは全て海の中です。
そのため、水といい感じに混ざって、嘘くささが消えています。
言葉の意味を変えた
「JAWS」という言葉は、本来「顎」という意味ですが、この映画以降、
「JAWS」=「サメ」という意味へ変わってしまいました。
言葉の意味を変えちゃうなんてすごいです。
ちなみに「インセプション」も映画以降、言葉の意味が変わっています。
メインキャストの実は
最後にメインキャストの情報をお伝えします!
ロバート・ショウ
ハンターのクイントを演じるロバート・ショウ。
彼は「スティング」でターゲットになる大金持ち役を演じています。
何と言うか、意地の悪い役が本当によく似合います笑
リチャード・ドレイファス
海洋学者フーパーを演じたリチャード・ドレイファス。
彼はその後スピルバーグ監督作品に多数出演しています。
「スタンド・バイ・ミー」では大人になった主人公ゴーディを演じています。
彼もユダヤ系だから、スピルバーグ監督と合うのでしょう。
ロイ・シャイダー
ブロディ署長を演じたロイ・シャイダー。
彼は、「重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス」と言う作品で、ニューヨーク市警の刑事役を演じた。
何だかその後日譚みたいですね笑
キントナー夫人
子どもをサメに奪われてしまったキントナー夫人を演じるリー・フィエロ。
ブロディ署長のハートに火をつける一人である、結構重要な役。
彼女はとあるシーフードレストランで「アレックスキントナーサンドイッチ」というメニューを偶然発見します。
このレストランのオーナーは、息子役を演じたジェフリー・ボーヒーズであり、感動的な再会を果たしたそうです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「JAWS」がもっと面白くなる14のポイントをお伝えしました!
本当に素晴らしい作品です。ワクワクしてドキドキする、This isエンターテイメント!!
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