2022年10月8日にキングオブコント2022の決勝戦が開催されました。
M-1グランプリ、R-1グランプリ、W-1グランプリなどに並ぶ、お笑いの賞レースの象徴的な大会です。
キングオブコント2022の結果を、お笑い好きで、M-1出場経験のある私なりに分析してみました。
結果
最終的な優勝はビスケットブラザーズでした。
具体的な順位は、
ファイナルステージ順位
最終的に残った3組の順位です。
1ビスケットブラザーズ 482点 総合963点
2コットン 474点 総合944点
3や団 473点 総合943点
点数では、ビスケットブラザーズが飛びぬけましたね。
コットン、や団は1点の僅差となりました。
ファーストステージ
ファーストステージ10組の順位です。
1ビスケットブラザーズ 481点
2コットン 470点
2や団 470点
4ネルソンズ 466点
5かが屋 463点
6最高の人間 462点
7ロングコートダディ 461点
8クロコップ 460点
9いぬ 459点
10ニッポンの社長 455点
という結果です。全体的に得点は高いです。
ネタ順
続いて、ネタ順です。
これが場の流れのようなものをつくり、結果を大きく左右する要因の一つにもなっています。
1クロコップ
2ネルソンズ
3かが屋
4いぬ
5ロングコートダディ
6や団
7コットン
8ビスケットブラザーズ
9ニッポンの社長
10最高の人間
といった順番でした。
分析
それでは、僭越ながら、何となく分析してみようと思います。
ネタ順をもとに
678番目の3組が決勝進出。
5番目のロングコートダディを含んで、斬新さが先行した傾向のネタが多かったように思います。
1組目のクロコップを筆頭に、その流れがなんとな~く続き、6組目のや団が、設定のしっかりとした、ストーリーの強めのネタのクオリティが高くドカンとウケたような印象でした。
その流れに、コットンも続き、大きくウケていました。
そこからの、ビスケットブラザーズの大胆なネタ。
見た目・設定・アクション、すべてにおいて最大の沸点に持っていくことができたのでしょう。
流れ的な観点でいうと、1・4組目のクロコップといぬの、クセのある設定のネタが台風の目だったように思います。
ネルソンズ・かが屋で王道コントに戻りつつあった流れを、いぬが再びクセ系の流れに戻した感じですね。
そしてさらにビスケットブラザーズで大きく会場の雰囲気が動き、以降はそのクセをこえるほど、大きく流れを変えることができなかったのかなぁと。
ネタ内容をもとに
や団とコットンは、わかりやすいコントとして素晴らしい内容だったように思います。
審査員の点数が高いのも納得です。
小峠さん・山内さん・飯塚さんは特に、これまでもしっかりとしたコントをつくる人ですから。
なぜビスケットブラザーズのネタの得点が高かったのかを考えてみましょう。
秋山さん・松本さんは、何となくネタの世界観が近しい感じがするので、好みであることは分かります。
では、なぜ王道コント師の他の審査員が高得点だったのか。
これは、前年の優勝者、空気階段にもいえることですが、最近のコントの見どころは、「自分では思いつかない」「今までになかった」という”驚き”であるからだと思います。
「こんなことをよく思いつくな!」というぶっ飛んだ内容の上に、笑いの軸がしっかりとあり、手数も多いというのがポイントなのでしょう。
今日の笑学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「キングオブコント2022」を、ネタ順とネタ内容をもとに分析してみました。私はロングコートダディ推しだったのですが…。でも納得の結果です。
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コメント
「山本さん・松本さんは、何となくネタの世界観が近しい感じがするので、好みであることは分かります。」の部分の「山本さん」は「秋山さん」じゃないですか?
コメントありがとうございます!
本当ですね😅
ご指摘ありがとうございます!修整しました👍