撤退が称賛された唯一の戦い
クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2017年の戦争映画「ダンケルク」を鑑賞しました。
第二次世界大戦のダンケルク大撤退について描かれた作品です。
実は、こちら、もの凄い作品なんです。
どこが凄いの?!?!
今回の記事では、「ダンケルク」がなぜ凄いかを解説していきます!
ダンケルク大撤退とは
ダンケルクの大撤退は、ダンケルクの戦いとも呼ばれ、第二次世界大戦の西部戦線における戦闘の一つで、ドイツ軍のフランス侵攻の1940年5月24日から6月4日の間に起こった戦闘です。
追い詰められた英仏軍は、この戦闘でドイツ軍の攻勢を防ぎながら、輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などすべてを動員して、イギリス本国(グレートブリテン島)に向けて40万人の将兵を脱出させた作戦です。
キャスト
キャストは「TENET」でも出演していたケネス・ブラナーや、「マッドマックス怒りのデスロード」のトム・ハーディが有名どころ。
それ以外には、ノーラン作品常連俳優のキリアン・マーフィ(またもやカッコ悪い役笑)、映画初主演となるフィン・ホワイトヘッド、ワンダイレクションのハリー・スタイルズなどが出演しています。
これといったスター俳優不在にも関わらず、大ヒットしたのには理由がございます。
戦闘に参加しているような臨場感
今作では、一人ひとりの兵隊にスポットをあてたカットが多いです。
そのため、まるで自分もそこにいるかのような臨場感を味わえます。「1917」のようですね。
何度も何度も、窮地に立たされる緊張感を味わえるということで評判となり、大ヒットとなった訳です。
加えて、この作品は音楽も特徴的で、多くのシーンで「チクタクチクタク…」と秒針のようなBGMが流れるのです。
めちゃくちゃドキドキしますよ…!痩せそうなほどです。
CGを使わずに…
クリストファー・ノーラン監督は、CGやハイテク機器が大嫌いです。
そのため、ほとんどの映画でCGを使っておりません。
しかも今作では、デジタルカメラも使用せず、フィルムで撮影しています。
戦争映画でCGなしのフィルム撮影って、とんでもないですよね笑
戦闘機は、よい状態で保存されていた本物を使用したり、似た機を加工して実際に飛ばして撮影しています。
ですので、「トップガン・マーヴェリック」のようなリアルな飛行シーンを堪能することができます。
また、海岸に並ぶ兵隊は、ダンボール紙を使用しています。
意外と制作費が安く済んでいるのはそういった理由からなのです
「人を救う」戦い (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
「ダンケルク」は「人を救う戦い」を描いています。
それが、一般的なアメリカの戦争映画とは大きく異なるポイントです。
若者の尊い命を救うために、多くの人間が手を取り合う。
臨場感とスリル、恐怖を表しつつも、そんな暖かみのある戦争映画です。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ダンケルク」の映画の凄いところを紹介しました!
CG嫌いのノーラン監督が描いた、人を救うためのひと味違う戦争映画です。
戦争映画が苦手な人でも観やすそうだね!
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