観るべきは、マイケル・コルレオーネの最後。だけではない…。
年末年始にゴッドファーザーを総ざらいしました。
今回は最終章となる、映画「ゴッドファーザー3」です。
2020年に30周年を迎え、再編集版が公開された「ゴッドファーザー3」。
今作は、かなり賛否の分かれる作品です。(その本当の理由は後ほど)
私はDVDを長年所有していながら、初めて観たのは2023年の年初めでした。
結論から申し上げますと、私は心底観てよかったと思うし、面白かったです。
マイケル・コルレオーネが、どのような人生のクライマックスを迎えるのか、ドキドキしながら存分に味わえました。
長年の”ゴッドファーザー観なくちゃ”という思いから解放された心地よさもあります。
でも、また観たい。まだまだ観たい。そんな後味を残す、素晴らしいシリーズです。
今回の記事は、少しファニーな雰囲気で。
シリーズの最終章「ゴッドファーザー3」で、私がどうしても観ていただきたい10のシーンをお伝えさせていただきます!
最後は楽しく!素晴らしいね!!
まずは何だろう???
アンディ・ガルシアの胸毛
まずは、今作の主要人物、ヴィンセントを演じるアンディ・ガルシアの胸毛です。
む、胸毛?!笑
序盤で観られる彼の胸毛。もう熊みたいです。
想像の3倍すごいと思います。
若きアンディ・ガルシアの甘いマスクからは想像し難い毛量でございます。
最強ヒットマン、アル・ネリ
実はシリーズの全てに登場するアル・ネリ。
マイケルの右腕として、「ゴッドファーザー3」では非常に目立ったポジションにいます。
実は、1でも2でもヒットマンとして登場しているのですが、いかんせん目立ちにくいです。
しかし、3での活躍はもの凄い。
コルレオーネファミリー最強のヒットマンといっても過言ではない、彼の活躍をぜひご覧ください。
チャーミングなトマシーノ
2では、ビトのパートで脚を撃たれてしまうトマシーノ。
愛嬌があって、大好きなキャラクターだっただけに、ショックでした。
デニーロの”トマシーノォォ!”というセリフは情感たっぷりで、とても印象に残ります。
そんなトマシーノが、3でも登場します。車椅子に乗って。
しかも、マイケルを指南する、超重要人物として。
相変わらず親切でチャーミングなトマシーノで、とても嬉しい。
激しすぎる乱射シーン
1の解説で、ソニーの銃殺シーンは寅さん1本分だとお伝えさせていただきました。
3では、さらに凄いシーンがございます。
ヘリコプターからの乱射シーンです。
めちゃくちゃに乱射します。おっそろしいシーンです。
アル・パチーノが出演する「スカーフェイス」を彷彿とさせる激しさです。
実際の事件を基に
「ゴッドファーザー3」は実際に起きた2つの事件を基ネタにしています。
1978年の、教皇ヨハネ・パウロ1世を暗殺したとされる事件と、
1982年の、アンブロシアーノ銀行の頭取であった通称「教皇の銀行家」ロベルト・カルヴィ氏の暗殺事件です。
これらの事件は、バチカンとイタリア政財界を巻きこみ、世界を揺るがす大スキャンダルとなりました。
ほぼそのままです。ヨハネ・パウロ1世なんて、名前まで一緒ですからね。
このあたりがキリスト教である欧米諸国で問題視されたから、いまいち評価を受けていないという説も。
ソフィア・コッポラ
ソフィア・コッポラは、コッポラ監督の実子です。
「ゴッドファーザー3」ではマイケルの娘、メアリー・コルレオーネとして重要な役どころを演じます。
従兄弟をも惚れさせる美貌を披露しています。
ちなみに、「ゴッドファーザー」で洗礼を受ける赤ん坊として出演し、「ゴッドファーザー2」ではエキストラとして出演するなど、シリーズ最終章でようやく主要キャストに。
でもラジー賞を貰っちゃいました。
そんなに悪いとは思わないんですけどね…。
双子
ヴィンセントの忠実な部下として登場する、双子の用心棒、アーマンド&フランシスコ。
彼らはロゲリオ・ミランダ&カルロス・ミランダという、本物の双子です。かなりルックスがいい。
ビリヤードシーンを筆頭に、絵になる双子です。
ちなみにAmazon Prime Videoのアイキャッチは、兄カルロス(多分)。
コニーが殺しを
タリア・シャイア演じるマイケルの妹コニー。
彼女は1・2と、泣きわめくばかりのキャラクターでしたが、今回は結構激しい役どころです。
とうとう自ら殺しに関わります。
しかも名付け親を。
マイケルの衰弱を不安視しつつ、心配している様が伺えます。
カヴァレリア・ルスティカーナ
終盤のオペラの演目は”カヴァレリア・ルスティカーナ”です。
これは、シチリア島を舞台にした物語となります。
かつての恋人と浮気をする男が、旦那に殺されるお話。
耳を齧るシーンが、ヴィンセントがザザにしたのと被ったり、マイケルのシチリアでのラブストーリーと重ねたりと、なかなか意味深な演目となっております。
ラストシーン
「ゴッドファーザー3」の終盤は、本当に見事です。
オペラと共に、同時進行で行われる暗殺を描くシーンから、ラストのマイケルの咆哮への流れは、息を吞みます。
アル・パチーノの演技力の高さに鳥肌が立ちました。
多分、顎外してるんじゃないですかね?
もう、滑稽なほどに大口を開けて咆哮するのですが、このシーンは衝撃的です。全然笑えません。観ていて胸が痛むほど。
私にとって、忘れられないシーンとなりました。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ゴッドファーザー3」で観ていただきたい10のシーンをご紹介しました!
少しでも、「ゴッドファーザー」を好きになるきっかけになれば幸いです。
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