2023年2月に「ラ・ラ・ランド」を劇場鑑賞しました。
それに備えて、前日に、「巴里のアメリカ人」をAmazon Prime Videoで観ました。
どうして???
昔の映画でしょ???
なぜかって?
「ラ・ラ・ランド」は、これまでのミュージカル映画のオマージュがたくさん込められているからです。
中でも、「巴里のアメリカ人」はかなりの割合をしめています。
「ラ・ラ・ランド」を芯から楽しむには、「巴里のアメリカ人」の鑑賞が必須なのであります!
そもそも「巴里のアメリカ人」とは
かなり古い作品なので、観たことがない人も多いことでしょう。
かくいう私も、昨日が初鑑賞でした。
「巴里のアメリカ人」は、歌って踊れて二枚目でもある、スーパースター”ジーン・ケリー”の出世作です。
アカデミー賞作品賞にも輝くほど、大変優れたミュージカル映画でございます。
戦後、画家として成功することを夢見て、パリに住むアメリカ人ジェリー(ジーン・ケリー)と、香水店で働くリズ(レスリー・キャロン)とのロマンスを明るく、切なく、ドラマチックに描きます。
ジーン・ケリーと言えば、「雨に唄えば」の方がメジャーな作品ですが、ダンスの凄さを観るならば、断然こっちです。感動しますよ。
こんな俳優、今は世界中どこを探してもいないです。
それほどに素晴らしい。
それではここから、「巴里のアメリカ人」が「ラ・ラ・ランド」に影響を与えた数々のシーンを解説します!
川沿いのダンスシーン
川沿いでジェリーとリズが逢瀬を交わし、踊るシーン。
こちらは、「ラ・ラ・ランド」でミアとセブが駐車場で踊るシーンとよく似ています。
絵画の中で踊るラストシーン
「巴里のアメリカ人」と「ラ・ラ・ランド」は、ラストが非常によく似ています。
一方は絵画の中に、一方は映画のセットの中に入り込んで踊る。
振り付けもよく似せていますよ。
若き野心家
そもそも、登場人物の設定そのものがよく似ています。
ジェリーは、画家として大成することを夢見て。
「ラ・ラ・ランド」の二人は、JAZZと映画スターを夢見て。
若き野心家が、恋と夢とを天秤にかけるというのがよく似ていますね。
「ラ・ラ・ランド」の結末に関しては、「シェルブールの雨傘」に多大な影響を受けていますので、ぜひこちらの記事もお読みください👇
ジャズ
また、JAZZに関しても、「巴里のアメリカ人」では繰り返し登場します。
アメリカ人の心の音楽として、JAZZを愛する描写がみられました。
「ラ・ラ・ランド」のストーリーはもちろん、デイミアン・チャゼル監督自身もJAZZが大好きなので、そのあたりも「巴里のアメリカ人」に惹かれる理由の一つなのでしょう。
リズを想像するシーン
「巴里のアメリカ人」で、物語の序盤に登場するリズの人物像を想像するシーン。
リズが、赤や黄色、緑、青などのドレスを身にまとって踊ります。
「ラ・ラ・ランド」のミアと友人たちが同じカラーリングで部屋や街中を踊るシーンもオマージュがうかがえますね!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ラ・ラ・ランド」と「巴里のアメリカ人」の共通点をお伝えしました!
めちゃくちゃ予習してよかったです。「ラ・ラ・ランド」を観る前に、「巴里のアメリカ人」と「シェルブールの雨傘」は絶対観た方がいいですよ👍
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