歌舞伎町で生きていく
映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」を鑑賞しました。
片山慎三監督と内田英治監督による合作です。
この映画一言で言うと、忍者、FBI、宇宙人、マジックミラー号まで登場する、ごった煮のような映画です。
MM号?!?!
“東洋の魔窟”“アジア最大級の繁華街”と称される「新宿・歌舞伎町」を舞台に、15年前の誰にも言えない秘密を持つ探偵・マリコ。自称・忍者の彼氏を持つ彼女がFBIから依頼されたのは、行方不明になった地球外生命体の捜索だった……。次々と巻き起こる予測不能なストーリーを彩るのは、別れた娘を捜す落ちぶれヤクザやホスト狂いのキャバ嬢、シリアルキラーに殺人マシーンとして育てられた殺し屋姉妹など、クセが強すぎるキャラクターたち。さらには、オフビートでブラックな笑いやちょっとアダルトな描写などが複雑に絡み合うなか、それらが1本の線として繋がり始め、やがて居場所を捜している孤独を抱えた人々の思いが、まさかの感動を生み出すことに!
映画公式サイトより引用
両監督のリレー形式
今作の構成は非常に変わっています。
個性の強い二人の監督が、如何にして一緒に映画を作るか疑問に思っていたのですが、なんとリレー形式で交互に繋いでいくという構成でした。
章ごとにタイトルが出てきて、片山監督の「歌舞伎町にいる」から始まり、続いて内田監督の「歌舞伎町の恋」。その後は交互に続いていきます。
二人の監督らしさが色濃く出ていますので、そこを踏まえながら観ると楽しみやすいかと思います!
ごちゃごちゃしつつも、不思議に絡み合っていくのが何とも心地よいです。
個人的に好きだったのは、「鏡の向こう」ですね。
片山監督らしさが濃厚です。
伊藤沙莉さんは○○○が似合う
注目キャストは何といっても伊藤沙莉さん。
彼女の出ている作品って、なんか気になるんですよね。大好きです。
今作では、探偵兼バーのママ役を演じています。
お酒とタバコが何とも似合うんですよね…。
小さな身体なのに。ハスキーボイスだからですかね。
そしてタバコが何と手巻タバコなんですよ。
わかりますかね、こういうやつ。自分で葉を詰めて手巻きして糊付けするんですよ。
私も大学生の頃吸っている時期がありました。
旨いんですよねコレ。
歌舞伎町×伊藤沙莉×手巻きタバコ
たまらないものがあります笑
歌舞伎町で生きる
この映画は、探偵ものというよりも、バーにくる色んな人の人生を少しずつ覗いていくような構造になっています。
ホストに入れ込んだり、売れない自称映画監督に恋したり、元ヤクザだったり、忍者だったり…。
ウシジマくん的な面白さもありましたね。
歌舞伎町という町は、不思議なところです。
人を惹きつける魔性の魅力があります。
夢と酒と人に溺れそうになる。
泳いでいくためには金がいる。
本当に映画で観るような人間の渦が感じ取れる町なんです。
それでも歌舞伎町で生きていくというマリコの意志にはグッとくるものがありましたね。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」について解説しました。
宇野祥平さんが出ている点も見逃せません!
宇野さんの出演作に外れ無しです!
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