アクションへの渇望が映画を救う。
映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」を鑑賞しました。
トム・クルーズ主演の大人気アクションシリーズです。
本作は、トム・クルーズがスタントなしで全てのアクションを撮影しているというのが最大の特長です。
もう、めちゃくちゃ走ります。バイク乗り回して、空まで飛んでました。
古くは、ブルース・リーやスティーブ・マクイーン、ジャッキー・チェンなどがアクションスターとして有名で、トム・クルーズはこれらの偉人の意思を継承するような存在になっていますね。
「トップガン・マーヴェリック」も、ジェット機に乗ったアクションがもの凄かったですもん。
でも、今の時代に、トム・クルーズのようなドル箱スターが、過激なアクションをするって、なかなかできることじゃないんですよ…!
どうしてどうして???
まずはそのあたりから解説していくね!
主演はアクションをしにくい
今の映画は、主演俳優はアクションをしないことが通例となっています。
なぜなら、ケガをしたら撮影が止まってしまうから。
その為、スポンサーとの契約で、主演級の俳優はアクションをしないことがほとんどです。
では、どうしてトム・クルーズ級のスター俳優があんなに過激なアクションを演じることが許されているのでしょうか。
トムが自分で〇〇している
なぜトム・クルーズはアクションシーンの撮影を許されているのかというと、
トム・クルーズ自身が、資金を調達しているからです。
「トップガン・マーヴェリック」も同じ理由ですね。
しかも、本作の製作費は何と2.91億アメリカドル、日本円で400億円超をかけているのだとか。
何本映画撮れるんでしょうね…。
あと、ジェイソン・ステイサムとかドウェイン・ジョンソンもめちゃくちゃアクションしてる印象なんですが、彼らは一体どんな契約になってるんでしょう。
気になります。
映画を守る男トム
本作は、本編の前に、トム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督のメッセージが添えられていました。
なんてことない内容なんですが、ブロックバスター映画の雰囲気が強く感じられ、テンションは上がります。
トム・クルーズは、大きなスクリーンで、迫力のある映画を、映画館で皆でみるということの価値を信じています。
そのため、資金やアクションのハードルを越えながら、映画館での映画鑑賞の文化を守ろうとしてるわけですね。
また、コロナ禍において、あらゆる映画の撮影がストップし、映画産業全体で仕事が無くなってしまいましたが、それでもトムは撮影を辞めなかった。
本作のシーンの多くは2020年前後、パンデミック真っ只中に撮影されたものなのです。
コロナ禍で、映画離れが加速する中、このような映画を作ったことは大きな功績であると、スティーブン・スピルバーグ監督も感謝の意を述べていました。
アクションシーンを繋いで作った
本作は、トム・クルーズが演じたアクションを繋ぐようなかたちで作られた作品です。
脚本ありきではなく、トムの希望するアクションシーンをうまく繋ぐようなストーリーを組み立てて作っているわけですね。
クリストファー・マッカリー監督は、「ミッションインポッシブルシリーズ」や「トップガン・マーヴェリック」など、数多くの作品でトムとタッグを組んでいます。
最近はもっぱら、この作り方だそうですよ。
確かに、それを踏まえて観ると、やや強引に感じる部分もあります笑
本作に関して言えば、ストーリーよりも、アクションだけ楽しむのでいいんじゃないでしょうかね。
ちなみに、クリストファー・マッカリー監督はあの「ユージュアル・サスぺクツ」の脚本を書いた人なんですよ。
うまくストーリーを繋ぐのに、長けた人なのでしょうね。
このシーンに注目!
ここからは、見ごたえのあるアクションシーンをご紹介します!
ローマでのカーチェイス
ローマの町を車で逃げ回るシーンです。
もの凄いスピード感ですよ。
途中で黄色いフィアットに乗り換えるのですが、これがまた面白い。
ルパン三世をイメージしてるような感じがしました。
また、ローマの町を走り回るのも、かなり撮影のハードルが高かったはずです。
ベニスのトム・クル走り
本作では、トム・クルーズが走るシーンが何度もあります。
通称トム・クル走りという、腿を高く上げて走るシーンが、何度も何度も。
もう61歳なのに、あのダッシュはすごいです。
特にベニスの建物内を走るシーンは、こちらが息切れしそうなほどですよ。
オリエント急行にて
本作の終盤では、列車が登場します。
もちろん、トムは列車の上に乗ってアクションします笑
これ、ほとんどの作品だとCGを使うんですが、トムは実際に乗っているそうです。
めちゃくちゃすごくないですか?
しかも、この列車も、映画の為に作ったそうです。
しかも最後には落とすシーンまで撮っちゃうなんて…。
お金と労力を惜しまない、素晴らしいシーンです。
ポム・クレメンティエフにも注目
本作でトムの次に激しいアクションに挑戦しているのがポム・クレメンティエフです。
カーチェイスのシーンも、列車内でのファイトも、素晴らしい。
彼女は2013年のスパイク・リー監督版「オールド・ボーイ」の出演を機に、ボクシングやテコンドーの修行を積み重ね、アクションをこなせるようになりました。
韓国人の母とフランス人の父をもつそうです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」の見どころをお伝えしました。
トム・クルーズが、今後どんな映画を作るのか、本当に楽しみです。
70歳になっても、飛んだり走ったりするのかな?
映画を守る熱い使命と、アクションへの情熱が詰まった本作はぜひ、劇場で観ていただきたい!
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