胸を去らぬ 想い出ゆかし キネマの世界
京都みなみ会館に行ってきました。
こちらの映画館、京都駅の近くにあるのですが、私にとって忘れられない映画館なんです。
そして、2023年9月に閉館することになってしまいました…。
悲しいね…。
閉館前に絶対に行っておきたかったので、2023年8月に訪問してきました。
私の思い出
私と、京都みなみ会館の思い出について語らせていただきます。
私は、住んでいた大阪と東京の映画館で映画を観ることがほとんどでした。
そのため、これまでに訪問したのは2度だけ。
でもその思い出の深さは、どの映画館にもないものです。
どちらも、建て替え前の古い建物の時でした。
初めては蒲田行進曲
初めて京都みなみ会館で観た作品は、「蒲田行進曲」。
映画作りをテーマにした映画が大好きなので、この映画も漏れなく大好き。
何とか映画館で観る機会はないものか…と思っていたのですが、その夢が京都みなみ会館で叶いました。
映画館で、しかも京都で。
「蒲田行進曲」の撮影が行われたのは太秦なので、感動も一層増すわけでございます。
感動しましたね。
京都みなみ会館のリバイバルは本当に素晴らしいと、魅力に気づいた鑑賞となりました。
カナザワ映画祭
私は2018年に、京都みなみ会館で開催されたカナザワ映画祭にて映画を2本鑑賞しました。
この時期は、特にホラーとかカルト映画、サブカル系のカルチャーを好んでいたような記憶があります。
私が鑑賞したのは「ロッキー・ホラー・ショー」と「地獄へつづく部屋」でした。
ギミック上映という、映画鑑賞中に何かしら仕掛けがあるというイベントだったはずです。
「ロッキー・ホラー・ショー」は、当時からDVDを所持するほど大好きでした。
そして、「ロッキー・ホラー・ショー」といえば、歌って踊って野次をとばしながら観る、観客参加型の鑑賞が、海外には存在するという噂が。
いつかは体験してみたいなぁと思っていた矢先に、京都みなみ会館で参加型の鑑賞があるという情報を入手し、行ってみた次第です。
もうこれは、最高でしたね…。
映画館の中で、あんなに踊って、笑える経験は、今後ないかもしれません。
あの時みんなで踊ったタイムワープは、一生忘れません。
「地獄へつづく部屋」は、ストーリーの中で骸骨が現れるタイミングで、シアターの天井にも骸骨が現れるというユニークなものでした。
誰も恐がっている人はおらず、みんな大笑いしていましたね。
とにかく、この京都みなみ会館での鑑賞は、私をより映画好きにさせると共に、一生忘れがたい体験をくれました。
さらにメモリアルな鑑賞に
今回鑑賞したのは、ウィリアム・フリードキン監督の「恐怖の報酬」。
めちゃくちゃ観たかった作品なんです。
私は「エクソシスト」が大好きなので、「恐怖の報酬」もいつか観なくてはなと思っていました。
先日、フォロワーの方から、
「bitotabiさんは『恐怖の報酬』をご覧になられたことはありますか?オススメですよ」
と言われ、Amazon Prime Videoで追加料を払ってみようかなと思っていた矢先に、閉館前に訪問しようと思っていた京都みなみ会館で上映されるではありませんか。
しかも、2023年8月7日、つい先日、フリードキン監督の訃報が…。
こんなことってあるんですね。
迷わずチケットをネットで購入し、8月11日京都みなみ会館で「恐怖の報酬」を観ることにしました。
さて、そんな「恐怖の報酬」の感想は、また後日アップいたします。
閉館までにもう一度…
今回の訪問では、小さめのシアター3と、メインシアターであるシアター1で鑑賞してきました。
どちらも、とっても居心地の良い空間でした。
またもや一番前の端っこで鑑賞しましたが、全然疲れませんでした。
オシャレだし、映画への敬意と愛が溢れている映画館、京都みなみ会館。
閉館までに、もう一回くらい行きたいなぁ。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
閉館直前の、京都みなみ会館についてお伝えしました。
まだまだ、リバイバルありそうですよ…!
観たかった映画が上映されていないか、お見逃しなく!
感動的な映画体験をぜひ!
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