映画「散りゆく花」を鑑賞しました。
本作、とても古い映画なのですが、どうしても観たかった理由があるのです。
どうしてどうして?
その理由も合わせて、映画の魅力をお伝えしていきます!
仏の教えを説くためにロンドンに渡ったが、夢破れてスラムの商人に成り下がった中国人の若者。彼はひとりの少女に恋心を抱くようになっていた。父の度重なる暴力に耐えかねて家を出たが、病で倒れた少女を若者は献身的に看病する。しかし彼女は仲間の通報を受けた父に連れ戻され…
Amazon Prime Videoより引用
100年以上前の映画
本作の公開は1919年です。
なんともう、100年以上前になりますね。
でも、今観てもかなり面白いです。道徳的価値もあります。
無声映画であるため、演技が過剰なきらいがありますが、それ故に心揺さぶられるシーンがあるのです。
ドアを破るシーン
物語の終盤に、父親が斧でドアを破壊するシーンがあります。
これ、「シャイニング」の有名なあのシーンと一緒です。
おそらく、「シャイニング」はこのシーンをオマージュしているのでしょう。
父親役のドナルド・クリスプのアップもめちゃくちゃ怖いんですよ…。
この時の、リリアン・ギッシュの恐怖の表情も凄まじい。
まさに、シャイニングの恐怖と重なるわけでございます。
リリアン・ギッシュの演技
グリフィス監督の映画に多く出演するリリアン・ギッシュ。
当時は今でいうスコセッシ×デニーロのような、最強タッグだったとか。
本作では、貧困街に暮らす少女のみすぼらしさを見事に表現しています。
衣装とメイクと猫背が凄まじいですね。
当時のリリアン・ギッシュは26歳だったそうですが、より幼くも、老けても見える不思議な役柄でした。
中国人を白人が演じる
中国人の若者に扮するのは、リチャード・バーセルメス。
これは、やや無理があります笑
他にもアジア系の俳優はたくさん脇役で出ているので、違和感が強い。
黒人俳優をさらに黒くメイクしている点も、時代を感じますね…。
今だったら、どっちも大きく問題として取り上げられちゃうでしょうね。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「散りゆく花」の見どころをお伝えしました。
ドラマ作品ですが、ホラー並みの恐さです。
Amazon Prime Videoの観放題で観られるよ!
X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi
コメント