午前十時の映画祭で、「エクソシスト ディレクターズカット版」を鑑賞しました。
正直言って、私は通常版の方が好きなんですが、それを差し引いても、あの名作を映画館で観られるというのは、貴重な体験でした。
今回の記事では映画館の大スクリーンで「エクソシスト」を観た感想と、通常版とディレクターズカット版の違いをお伝えします。
通常版とディレクターズカット版の違い
通常版は122分、ディレクターズカット版は132分です。
カットと名がついているから、短くなっているかと思いきや、そうではないんですね。
フリードキン監督と、原作・脚本のピーター・ブラッディが未公開映像を加えて再編集したものだそうです。
ディレクターズカット版は2000年に公開され、私は中学生くらいでした。
だからそれくらいの時期に、「エクソシスト」って再ブームしてるんですよね。
当時、「エクソシスト」に一瞬、サブリミナル的に登場する悪魔の顔が怖すぎるので、そのシーンをカットしたのがディレクターズカット版であるという噂が流れたのですが、コレはガセネタ。
むしろ、ディレクターズカット版では、サブリミナルの悪魔の顔は3回も登場します。
これ、3回も出てくると、悪ふざけっぽい印象とか、若干コミカルな印象を受けるので、好きじゃないんですよね笑
カラス神父の不気味な夢の1カットで充分。
キッチンのカットとか本当にいらないと思います笑
スパイダーウォークと、首の一回転も、ディレクターズカット版のみ。
これも、あまりいりませんね。
スパイダーウォークにいたっては、障害者差別的な観点から、嫌う人もいるほど。
あとは違いでいうと、リーガンの1度目の検査のシーンとか、ラストシーンの後のダイアー神父とキンダーマン刑事の会話のシーンが足されています。
このダイアー神父とキンダーマン刑事の会話があることで、いくらか前向きなエンディングとなっていましたね。
また、「エクソシスト3」との繋がりも強くなります。
このあたりを味わえるという点では、ディレクターズカット版も悪くないかなと思います。
フリードキン監督といえば、「恐怖の報酬」も有名ですが、こちらも劇場公開版と、完全版では、エンディングが大きく異なります。
最近やってたのは完全版。
映画館で観ると…
私はもう何度も「エクソシスト」を鑑賞しているので、今さら恐怖で震えてしまうようなことはありません。
むしろ、フリードキン監督のこだわりが詰まったカットのカッコよさを味わうために観ています。
映画館の大スクリーンでは、
序盤の遺跡のメリン神父とパズズの像のツーショットや、
リーガンと、同じくパズズのシルエットのツーショット、
もう、感動が倍増しましたね。
あと、撮影現場のロングショットから徐々にカラス神父に寄っていくシーンとか、階段落ちのシーンも見ごたえがありました。
マックス・フォン・シドーの老け顔メイクは、大スクリーンでもお見事ですね。
ディック・スミスって、本当に凄いよなぁ。あの首の老け感とか、どうやってるんでしょう。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
通常版とディレクターズカット版って、結構違うんだね。
大スクリーンで観られて、大満足でした♬
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