日焼けなんてしなくていい
映画「はるヲうるひと」を鑑賞しました。
かなり重めの作品です。
ポスターやジャケットだけ観ると、蜷川実花みのありそうな雰囲気ですが、全然違います…。
もう、暗い暗い…。重い重い…。
まずは映画の概要を!
映画概要
鬼才俳優・佐藤二朗が原作・脚本・監督を手掛け、自らも出演した、映画『はるヲうるひと』。
「はるヲうるひと」公式サイトより引用
本作は、佐藤二朗が主宰する演劇ユニット【ちからわざ】で2009年に初演、2014年に再演され演劇界からも絶賛された舞台を映画化した作品。
佐藤二朗監督の“想い”の元、集結した豪華キャスト陣。主演に山田孝之、共演には仲里依紗、坂井真紀、向井理など。
舞台版からの出演者である、今藤洋子、笹野鈴々音、太田善也、大高洋夫、兎本有紀らも加わり、映画化を望んでいた佐藤二朗が約5年を掛けて完成させた。
本作は、2019年度第35回ワルシャワ映画祭の1-2コンペティション部門(長編監督2作目までの部門)への正式出品に続き、2回江陵国際映画祭(2020年11月5-7日開催)にて最優秀脚本賞を受賞致しました。
佐藤二朗監督曰く≪架空の島の売春宿で、生きる手触りが掴めず、死んだ様に生きる男女が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし。≫という本作。
その言葉通り、そしてその言葉以上に、監督・キャスト陣が本作に込めたメッセージ=言霊は、間違いなく、観る者の“度肝”を抜き、“心に刺さりまくり”そして、生きる全ての人達に“生きるためのエネルギーを漲らせる”作品になる筈。
≪人はなぜ笑うのか?≫というキーワード/問いの投げかけと共に…
原作脚本監督ともに佐藤二朗さんです。
舞台で公演されてきたものが映画化した作品だそうですが、島というスケールが、映画向きですよね。
佐藤二朗さんって、ドラマの印象から、コメディ俳優のイメージが強い人が多いのではないでしょうか?
でも、この映画を観ると、見方がガラッと変わりますよ!
主要キャストの演技に注目
本作は何といっても、佐藤二朗さんと山田孝之さんの演技が圧巻です。
佐藤二朗さんは、冷たくて凶暴な男を見事に演じ切っています。
コミカルなイメージから、むしろ怖い人に書き換えられちゃいますよ…。
山田孝之さんももの凄い。
役に入り込み過ぎて、もう二度と観たくないとインタビューで言っているほどなんです。
終盤の泣きの映画は心に迫るものがありましたね…。
モデルとなった島がある?
本作は、売春島が舞台です。
関西では、何となくそういう島があるということを聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
三重県志摩市磯部町にある渡鹿野島がモデルだそうです。
現在はもう映画のような売春宿はなくなっているのだとか。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「はるヲうるひと」の感想と解説をお伝えしました。
佐藤二朗さんのイメージが変わっちゃうほどの演技をぜひご堪能ください。
他のキャストの演技も見ごたえ抜群ですよ!
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