マガジンのシーンはホラー史に残るレベル
映画「死霊館のシスター 呪いの秘密」を鑑賞しました。
ハリーポッターみたいなタイトルだねぇ。
2018年に公開された「死霊館のシスター」の続編にあたる作品です。
今回の記事では、「死霊館のシスター 呪いの秘密」をより深く味わうための解説をお届けします。
結末に関するネタバレはありませんが、ストーリーに触れる部分もございますので、ご注意ください。
作品概要
1956年、フランスで起こった神父殺人事件をきっかけに世界に悪が蔓延。ある特殊な能力を持つ、主人公のシスターのアイリーンは、教会の要請を受けて事件の調査をすることに。人々を救うため、命の危険をかえりみずに祈りをささげるアイリーンは、ついに悪の元凶である”シスター・ヴァラク”と対峙する。世界一有名な、恐怖のシスター、ヴァラク。すべての呪いとポルターガイストにつながる、呪いの秘密を直視できるか?
主人公アイリーン役は、前作に続きタイッサ・ファーミガ。
製作は「死霊館」の生みの親でもあるヒットメーカーのジェームズ・ワン。
監督は「ラ・ヨローナ 泣く女」「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」でメガホンをとったマイケル・チャベス。
主人公 アイリーン
主人公アイリーンを前作から続投して演じるタイッサ・ファーミガ。
彼女って実は、ロレイン・ウォーレン役、ヴェラ・ファーミガの妹なんですよ。
よく観りゃ似てます!
ヴェラは50歳、タイッサは29歳と、かなり歳の離れた姉妹ですよね。
というか、タイッサ・ファーミガ、スクリーンでめちゃくちゃ若く見えます。
10代と見間違うほどです。
原題:The Nun II
本作の原題は「The Nun II」
「死霊館のシスター」はもちろん「The Nun」です。
The Nun ってどういう意味かというと、修道女って意味です。
だから必然、シスター・ヴァラクやアイリーンにスポットがあたるというわけですね。
修道院には、身寄りのない女性や、家庭的な事情で家にいられない女性が集まることが多かったようで、本作でもそのあたりが描かれていました。
黒人のシスター見習いの子は、告解もしない、キリスト教の教えもいまいち信じられないという、信仰心の薄いキャラクターでした。
それもそのはずで、自分から進んで修道院にきたわけではないからなんでしょうね。
あの「エクソシスト」のカラス神父も、そういった信仰心の薄れを描いたキャラクターでした。
そのあたりを踏まえながら観ると、また見え方が変わってくると思います。
前作の予習は必要?
本作は、「死霊館のシスター」の続編です。
主人公もそのまま引き継がれますし、キーとなるキャラクターも前作から引き続き登場しています。
「あの事件の後…」みたいなセリフも出てきますし、主人公アイリーンの不思議な力がどういったものであるのか、「死霊館のシスター 呪いの秘密」では今一つ解説がありません。
ですので、鑑賞前に観ておいた方が楽しめることは間違いないです!
でも、本作は、これ1本だけ観ても、充分に楽しめる理由があるのです。
手数が多い!
本作の素晴らしいポイントとして、怖いシーンや驚かせるシーンの手数がかなり多いです。
いわゆる中だるみ的な場面がほとんどない。
10分に1回くらいは、ビクビクさせてくれますよ。
なので、そこまでストーリーを追わなくても、充分に楽しむことができる作品かと思います。
このジャンプスケアの多さは、なかなかないです。素晴らしい。
bitotabiおすすめのシーン
私が一番おすすめしたいシーンをお伝えします。
予告動画にもあった、街角のマガジン棚の雑誌がパラパラとめくれるシーン。
あれは、ものすごいです。
今までのホラーにはなかった、新しい表現ですね。
アイデアも去ることながら、シスター・ヴァラクのネットリした恐怖というか、じれったさみたいなものもあって、あの霊と向き合いたくないなぁという恐怖が生まれてきます。
あと、これは作品全体にも言えることですが、カメラのパンが絶妙。
このシーンは、特にその良さが出ています。
あと、もう一つ、「シャイニング」をオマージュしたシーンも見逃せません。
先にいるのはもちろんシスター・ヴァラク。
ぜひ大スクリーンで観ていただきたい!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「死霊館のシスター 呪いの秘密」の情報をお届けしました。
前作を観ておいたほうが楽しめますが、手数が多いので充分に楽しめる作品です。
特に、マガジンのシーンは絶品だよ!
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