映画『グラン・トリノ』をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。
本作はクリント・イーストウッドが主演・監督を務める作品です。
タイトルとなったグラン・トリノとはフォードの車種、フォード・トリノのうち、 1972年から1976年に生産されたものを指します。
あらすじはこんな感じだよ!
愛する妻に去られ、デトロイトの町で一人で暮らす老人(イーストウッド)。
彼は古いタイプの頑固なアメリカ人で、差別的な偏見を持ち続けているんです。
唯一の趣味は愛車のグラン・トリノを眺めながらビールを飲むこと。
そんな彼が隣家のモン族の少年と出会い、変化が表れていきます。
私自身の偏見と、映画に込められた偏見に対するメッセージをお伝えしていきます。
私の偏見
私は、イーストウッドの監督作品が苦手でした。
初めて観たのは『ミリオンダラー・ベイビー』。学生の頃だったと思います。
2000年以降の作品に触れることが多かったので、戦争ものとか、ハードボイルドなタイプな映画を撮る印象で、好きになれませんでした。
しかし、最近はAmazon Prime Videoで映画が観やすくなったことや、戦争ものやハードな作品にも興味を持ちだし、鑑賞の機会も増えてきました。
また、ずっと観たいと思っていた『インビクタス』を鑑賞し、これがイーストウッド作品で、めちゃくちゃ感動的だったこともあり、
「そろそろ、イーストウッドの作品も観てみようかな…」
と思い至ったわけです。
『グラン・トリノ』は、もうジャケットや予告から、イーストウッド感が強そうですよね笑
私的にはハードルが高そうでしたが…、
めちゃくちゃ感動しました…!
鑑賞者に向けたメッセージが、力強くも優しいように感じたからです。
映画の中の偏見
本作では、アジア人に対する差別的な偏見を持つ主人公が変わっていく様を描いています。
ウォルト・コワルスキー(イーストウッド)は、朝鮮戦争の帰還兵で、しかもフォードの技術者だったこともあり、アジア人を毛嫌いしています。
ちなみにフォードは1980年代に、日本のトヨタやホンダの影響で、経営が悪化しました。
だから、日本人や朝鮮人など、アジア人が大嫌いだったんです。
しかし、様々な出来事を経て、彼は隣家のタオ族の人々と関わっていくことになります。
ホームパーティーで民族料理を食べるシーンはたまらないよ。
迎えるラストシーンも、とても感動的。
人種など飛び越えて、アメリカの魂はすべての若者へ受け継がれるべき。
そして、そのための弊害となる偏見や古い考え方は捨てていこう。
そのような力強くも優しいメッセージがこもっている作品でした!
愛犬のデイジーとイーストウッドの絡みも可愛いですよ。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『グラン・トリノ』を通じて得た学びをお伝えしました。
映画は、偏見を捨てるきっかけにもなりますね。
『グラン・トリノ』はAmazon Prime Videoで観放題だよ。
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