世界は火の中で終わるという人がいる。氷の中で終わるという人もいる。
映画『ゴーストバスターズ/フローズンサマー』をTOHOシネマズで鑑賞しました。
本作は、世界中で愛される『ゴーストバスターズ』シリーズの最新作です。
監督は前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』で脚本製作を務めたギル・キーナン。
脚本は『ゴーストバスターズ』の監督アイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンが務めています。
アイヴァン・ライトマンは2022年に亡くなっています。
そのため、歴代シリーズをオマージュしたシーンは嬉しいだけでなく、何だか切ない気持ちにもなってしまうんですよね。
前作の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、初代バスターズでイゴン・スペングラー博士を演じた、ハロルド・ライミスが2014年に亡くなっており、その孫が主人公という設定でした。
『ゴーストバスターズ』シリーズ、何ともセンチな気持ちになってしまう因果をはらんでいますね。
今回の記事では、映画『ゴーストバスターズ/フローズンサマー』の見どころを解説していきます!
公式サイトのあらすじはこちら!
太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。
謎の男によって街角のオカルト鑑定店へ持ち込まれた、先祖代々伝わるという骨董品。ゴースト退治のプロである”ゴーストバスターズ”として活動するスペングラー家は、ゴースト研究所の調査チームと協力し、その正体が全てを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト<ガラッカ>を封印する”ゴーストオーブ”であることを突き止める。しかし、手下のゴーストたちの策略によってガラッカが封印から解き放たれてしまう。氷のパワーでニューヨーク中を襲うガラッカ。人々が海水浴を楽しむビーチにも、突如として巨大な氷柱が大量出現!悲鳴を上げながら逃げ惑う人々をよそにその勢いはとどまらず、ニューヨークの街は氷河期さながらの氷の世界に―。
果たして、ガラッカの真の目的とは何なのか。謎の男とは一体何者なのか。
https://www.ghostbusters.jp/
そして、ゴーストバスターズはゴーストたちに奪われた夏を取り戻し、ニューヨーク、そして世界を救うことができるのか――。
メインキャストの魅力
メインキャストは前作を引き継いでいます。
主役のフィービーはマッケナ・グレイス。
相変わらず、聡明でキュートな雰囲気。
彼女の成長を見守るのが、新シリーズの楽しみ方です。
フィービーの家族を演じるのはフィン・ウルフハード、ポール・ラッド、キャリー・クーン。
兄役のフィン・ウルフハードは、『ストレンジャーシングス』で人気の俳優ですね。もうかなり大きいので子役という印象はありません。これから、様々な役で人気を博していくことでしょう。
前作で学校の先生で、今作から義理の父となった役を『アントマン』のポール・ラッドが演じています。人気俳優ですね。義理の父は真の家族になれるのか…?みたいなドラマも見どころではあるのですが、主演とはいえません。大した活躍しないですよ笑 主役は明らかにマッケナ・グレイス。だからあの公式ポスター、嫌いです。
絶対立ち位置おかしいでしょ。
前作に続いてポッドキャストという名前の友人役で出演するローガン・キム。スマートになっててびっくりしました。
あと、転売ヤー兼キーマンの役を演じるクメイル・ナンジアニ。この役、最高です。今回一番好きでした。
アジア系とか中東系の人出す姿勢はいいと思うんです。だからこそ、あのポスターは絶対違う。こういうところが、前作から惜しい。
あと、メロディというゴースト役を演じているのは、『ドクタースリープ』に出演していたエミリー・アリン・リンドです。『ドクタースリープ』では人間を狩っていましたが今度は狩られる側。
シリーズのオマージュたっぷり!
本作はこれまでのシリーズのオマージュがたくさんあります。
歴代のバスターズが出演している点はとても嬉しい。しかも結構出ます。
特に、レイモンド・スタンツ博士を演じたダン・エイクロイド(『ブルース・ブラザース』の人)は、製作も務めているだけあって、かなり多くのシーンに出演しています。
ビル・マーレイの下品な役どころも、潔くてよろしい。
マシュマロマンも出てきますし、アグリー・リトル・スパット(通称スライマー)と呼ばれる緑のあいつも、図書館のゴーストも出てきます。
緑のあいつ
緑のあいつに関しては、ダン・エイクロイドと共にシリーズ皆勤賞ですね笑
今回は大活躍でした!
緑のあいつ、実は『ブルース・ブラザース』のジョン・ベルーシをモデルにしているらしいですよ。
第一作を作るにあたって、ダン・エイクロイドと共演させようとしていたのですが、急逝してしまったためにその夢が叶わず、ゴーストとして登場させることにしたそうです。緑のあいつの初登場シーンは、ジョン・ベルーシが死去したのが高級ホテルだったことから演出されているんですって。
これまたセンチな気持ちになっちゃいますね。
もう、ポスターもこいつがど真ん中でいいでしょ。
『オッペンハイマー』との関連も…?
本作の主人公フィービーは、サイエンス大好きっ子です。
特に量子力学を愛しています。
彼女はゴーストを退治した後、その粒を目にすることができるんですね。
「宙と一つになっていくのが、とてもキレイなの…」
というセリフを言います。
まさしく、『オッペンハイマー』の序盤で描かれたのと同じです!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『ゴーストバスターズ/フローズンサマー』の見どころを解説しました!
フィービーの成長を、ぜひ見届けてあげてください。
緑のあいつにもグッとくるよ。
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