モヒカン・バイク・革ジャン
映画『マッドマックス2』をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。
本作は『マッドマックスシリーズ』の第二作目。
前作のヒットを受け、潤沢な資金をもって制作された作品で、アクションが前作よりもド派手になってます。
そして、今までに世に出てきた破滅した世界などを描く、いわゆるディストピア映画のお手本的な作品なんです。
また、『フュリオサ』を鑑賞して、これから『マッドマックスシリーズ』を観ていく方も多いと思うんですが、こちらの作品は、必ず『デスロード』よりも先に観た方がいいです。
詳しく解説していきましょう。
あらすじはこんな感じだよ!
家族を失ったマックスは、最強マシン(インターセプター)とともにガソリンを求めて彷徨っていた。中東戦争の勃発で石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが続発している。やがてマックスは製油基地を守る人々と暴走族の抗争に遭遇。
Amazon Prime Videoより引用
ディストピア映画のお手本
本作は、1981年に公開された作品です。
この作品では、大国同士の争いにより破滅寸前、国のシステムなど完全に崩壊してしまった世界を描いています。
こういうものをいわゆるディストピア映画というんですが、本作はそういった世界を描く上の基本形を作ったといえます。
破滅した世界でイメージするものといえば、革ジャンを着てバイクに乗る族なのではないでしょうか?
ああいったキャラクター像を確立させたのが、この『マッドマックス2』なのです。
後のコミックや映画でも、同じような風貌のキャラクターがたくさん登場します。
モヒカンを染め上げるのも、『マッドマックス2』が元祖でしょう。
また、『ターミネーター2』でショットガンをよく使うというのも、よく似ていますね。
派手なアクション
『マッドマックス2』は、前作よりも派手なシーンが多いです。
前作もカーアクションに限っていえば素晴らしかったんですが、『マッドマックス2』では特に火薬を用いたアクションが素晴らしい。
火炎放射器とか、車の爆発シーンなんかはかなりの迫力です。
また終盤30分ほどは、車を走りながら戦うカーアクションで、これは『怒りのデスロード』にそのままつながっているような感じですね。
倍速シーンもいくつか観られました。
『デスロード』より前に観るべし
『マッドマックス2』を『怒りのデスロード』より先に観るべき理由について解説します。
『マッドマックスシリーズ』は、『2』からかなり世界観が変わります。
『1』はまだ、普通の世界として成立しているんです。
でも、『2』からは世界が崩壊した設定に変わっています。
で、車やバイクに乗って暴れまわる、残った資源を奪い合う。こういった世界観になっているんですね。
『怒りのデスロード』は、シリーズの中でも抜きんでて、アクションが強烈です。
『2』も普通の映画に比べれば十分凄いんですが、『怒りのデスロード』に比べると、どうしてもショボく感じてしまうことでしょう。
なので、私は『2』を観てから、『怒りのデスロード』へいくことをオススメします。
ジャイロ・キャプテンという、バディっぽいキャラクターが出てくるところも、『怒りのデスロード』に引き継がれていますね。
ここには注意!
『マッドマックス2』を観るにあたっては、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
『フュリオサ』を観てから観る人は特に。
『フュリオサ』は、そこまで残虐なシーンがなかったですが、(バイクで四肢を引っ張られるところくらい?)『マッドマックス2』はそこそこ残虐なシーンがあります。
女性が襲われるシーンなんかもあるので、耐性が薄い人はご注意を。
また、これが個人的に一番キツイところなんですが、愛犬が殺されちゃうんですよ…。
シーン自体はカットされていて、鳴き声だけなんですが、めちゃくちゃ忠実でカワイイわんこなだけに悲しいです。
あのワンちゃん、映画の為に収容所から引き取られたそうですよ。
撮影後は、カメラマンに飼われることになったんだとか。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『マッドマックス2』について解説しました。
『フュリオサ』の次はぜひこちらを!
元祖モヒカンをチェックしよう!
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