世にも恐ろしいドキュメンタリー
映画『SNS少女たちの10日間』をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。
本作はチェコのドキュメンタリー映画です。
幼く見える18歳以上の女性をオーディションで集め、12歳になりきってもらい、ビデオチャットでどのようなやり取りが行われるかを撮影しています。
試みとしては、めちゃくちゃ面白いんですが、
ですが…?
めちゃくちゃキツイです。ある意味、どんなホラーよりもコワくて、業が深い。結末に関するネタバレはせずに、見どころと感想をお伝えします。
アカウント開設をした瞬間、怒涛の勢いでチャットが来るんです。
もうこれだけで、ちょっと気持ち悪くなります。女性だったら一層きついでしょうね…。
その後もどんどんとコンタクトを取ってくる成人男性たち。
最終的には、10日で2458人の男が3人の女優に連絡してくるんですが、
その中には60歳を越えた年齢もいるし、挙句の果てには撮影クルーの知り合いまで見つかっちゃうという、何とも悲惨な内容でした。
どのような内容のチャットや通話が繰り広げられるのかというと、お察しの通り、卑猥な内容ばかり。
あの手この手で裸を見ようとしたり、見せたりしてきます。
やがて、監督はフェイクのヌード画像を作成し、
こちらから裸の写真を数名のユーザーに送り、どのように利用するかを観察しはじめます。
脅迫するものもいれば、流出させるものも出てくるんです。
そして、いよいよ、数名の男性と直接会うことに…。
これらの行為は言うまでもなく犯罪で、見せることも、脱ぐことを強要することも性的虐待に該当します。
ではなぜこういった犯罪が蔓延してしまっているのか。
これは、そもそも、サービス提供者が、取り締まる気がないからなんですね。
なぜなら利用者が減り、広告収入も減ってしまうから。何が起きてもいい余地を生み出しているんです。
で、チャットや通話アプリを利用している人って、女性も男性も、寂しさとか好奇心とかを持って利用していると思うんですね。
だから、自己有用感を持ってしまうようなお願いは受け入れやすいし、リクエストされると相手がどんな反応をするのかという好奇心が芽生えてしまうと。
マイナーなアプリも含め、XやInstagram、tiktokだって、そういった危険がたくさんある場所だということをしっかりと認識しましょう。
私は、本作を、
少なくとも若いお子さんを持っている保護者は観た方がいいと思うし、思い切って一緒に観てもいいんじゃないかと思います。
センシティブな問題ですが、だからこそ、危険な目に合う前に保護者が教えてあげましょう。
映画のように、見知らぬ男性から様々なことを教わってしまうくらいなら、保護者が伝えてあげたほうがいいですよ。
最後までお読みいただきありがとうございます!
とはいえ、刺激が強い作品ですので、もし一緒に観られる際は、しっかりと解説してあげてくださいね。
X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi
コメント