『侍タイムスリッパー』ミニシアタードリームの実現と時代劇愛

アクション・パニック映画

時代劇に愛を込めて

映画『侍タイムスリッパー』を鑑賞しました。

単館から全国のシネコンまで広がっていった『カメラを止めるな!』以来のミニシアタードリームを感じる作品で、各種SNSでも絶賛の嵐。

bitotabi
bitotabi

確かに面白いですし、時代劇や切られ役への愛をふんだんに感じる作品でした。

今回の記事では、『侍タイムスリッパー』の見どころをたっぷり紹介していきます。

この記事を読めば、本作の感動が大きくなること間違いなし。

時代劇好きの方はすでにご存じかもしれませんが、豆知識や福本清三さんへのオマージュについても解説します。

ダニー
ダニー

まずはあらすじから!

あらすじ

幕末の侍、高坂新左衛門(山口馬木也)は、長州藩士を討つ密命を受けるが、落雷により現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてしまいます。現代の撮影所で「斬られ役」として第二の人生を歩むことを決意し、奮闘する姿を描いたコメディ人間ドラマ。新左衛門は、現代の価値観や技術に戸惑いながらも、持ち前の剣技と誠実さで周囲の人々と心を通わせていきます。

彼の成長と共に、観客もまた、時代を超えた友情や愛情の大切さを感じることができるでしょう。

That’s ミニシアタードリーム!

『侍タイムスリッパー』は、池袋シネマ・ロサでの単館上映から始まり、口コミで話題が広がって、全国の映画館で上映されるようになりました。

自主制作映画がここまで成功するのはまさにミニシアタードリームの実現です。

特に、SNSや映画ファンのブログでの熱い支持が、映画の知名度を一気に押し上げました。

観客の声が直接映画の運命を変えるという、現代ならではの現象が起きたのです。

この映画の成功は、単に面白い作品だからというだけでなく、制作陣やキャストの情熱が観客に伝わったからこそ成し遂げられたものです。

映画館での上映が増えるたびに、観客の感動の声が広がり、さらに多くの人々が映画館に足を運ぶようになりました。

これは、映画が持つ力を再認識させるとともに、ミニシアター文化の重要性を改めて感じさせる出来事ともいえますよね。

 



アクションがすごい!

本作の見どころの一つは、迫力あるアクションシーンです。

主演の山口馬木也は、時代劇で培った剣技を存分に発揮し、リアルでダイナミックな殺陣を披露しています。

彼の剣技は、まるで本物の侍が現代に蘇ったかのような迫力を持ち、観る者を圧倒します。

また、殺陣師の清家一斗が手掛けたアクションシーンは、細部にまでこだわり抜かれており、観客を引き込む力があります。

特に、新左衛門が現代の撮影所で見せる剣技は、時代劇ファンならずとも感動すること間違いなしです。

彼の動き一つ一つに込められた思いと技術は、まさに職人技と言えるでしょう。

アクションシーンの撮影には、最新のカメラ技術と伝統的な撮影手法が融合されており、視覚的にも非常に美しい仕上がりとなっています。

bitotabi
bitotabi

時代劇らしさ随所に感じられる点は、初めて観る人には新鮮さを、時代劇好きには懐かしさを。

福本清三さんへのオマージュ

『侍タイムスリッパー』は、斬られ役のレジェンドである福本清三さんへの敬意を込めて制作されました。

福本さんは、東映京都撮影所で50年以上にわたり活動し、約50,000回もの斬られ役を演じたことで「斬られ役の神様」として知られています。

彼の演技は、時代劇ファンのみならず、多くの映画関係者からも高く評価されていました。

ダニー
ダニー

『ラストサムライ』にも出演しているよ!

福本さんは、2021年に惜しまれつつこの世を去りましたが、その存在は今もなお多くの人々の心に生き続けています。

『侍タイムスリッパー』の制作陣やキャストは、彼の遺志を継ぎ、彼の功績を称えるためにこの作品を作り上げました。

特に主演の山口馬木也さんや監督の安田淳一さんは、福本さんとの思い出を胸に、彼に捧げるような気持ちで撮影に臨んだと言います。

映画の中で描かれる「斬られ役」としての新左衛門の奮闘は、まさに福本さんの人生そのものを映し出しているかのようです。

彼のように、どんなに小さな役でも全力で演じる姿勢は、多くの人々に感動を与え、映画の成功に大きく貢献しました。

福本清三さんへのオマージュとして、この映画は彼の偉大な功績を後世に伝えるとともに、彼の魂を感じさせる作品となっています。

観る者にとって、福本さんの存在がどれほど大きかったかを改めて実感させる感動的な内容です。

豆知識

安田淳一監督は、映画監督だけでなく米農家としても活動しており、映画制作と農業を両立させています。彼の多才な一面は、映画の中にも反映されており、細部にまでこだわり抜かれた作品作りが特徴です。

bitotabi
bitotabi

新左衛門がおにぎりを食べるシーンをじっくりと見せるのはそのためなんです。

東映京都撮影所の特別協力を得て撮影が行われました。撮影所の歴史あるセットや設備を活用し、リアルな時代劇の雰囲気を再現しています。

 



キャストの山口馬木也さんは、時代劇『剣客商売』などで知られる実力派俳優で、本作が長編映画初主演となります。彼の演技は、観る者を引き込む力があり、特に剣技のシーンではその実力が遺憾なく発揮されています。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『侍タイムスリッパー』について解説しました。

ダニー
ダニー

ミニシアタードリームを感じる本作!観られそうな人はぜひ映画館で!

bitotabi
bitotabi

とっても笑えるけど、最後は泣ける。時代劇好きもそうでない人も、絶対に楽しめる作品です。

 

当ブログは、毎日更新しています。
ブックマークして、またご覧いただけると嬉しいです。励みになります。
SNSにフォローしていただければ、更新がすぐわかりますので、ぜひフォロー・拡散よろしくお願いします。

X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました