映画『テリファー 聖夜の悪夢』を劇場で鑑賞しました。
そのグロさで世界中でヒットした『テリファー』の第三作にあたる作品です。
最新作も、期待を裏切らないグロさだったよ…。
でも意外とストーリーや設定を凝っているんだよね。それが、古き良きホラー映画へのオマージュとなっています。2作目との繋がりも強いので、今回はそのあたりも詳しく解説します。前作を見る暇がない人は、この記事さえ読めば大丈夫です!
あらすじ:『テリファー 聖夜の悪夢』では、前作での惨劇を生き延びたシエナとジョナサンが再びアート・ザ・クラウンに命を狙われます。クリスマスの時期に街の人々が祝う中、アート・ザ・クラウンは再び現れ、恐怖の渦に巻き込みます。
オマージュの数々
『テリファー 聖夜の悪夢』には、たくさんのホラー映画の傑作をオマージュしているシーンが観られます。
冒頭の斧で家族を襲うシーンは『シャイニング』
シャワールームのシーンは『サイコ』
テリファーを見上げるカットは『ミザリー』
などなど。
そして、この映画は意外や意外、結構設定にこだわっているんですよね。ただテリファーというシリアルキラーが暴れまわるだけではなく。
こだわりの設定の訳
『テリファー』シリーズを観る人のほとんどが、スラッシャーを期待して観ると思うんですよ。
だから、しっかりした設定って、割と邪魔だと思うんですよね笑
実際、レビューにもそういうの多いですし。
でも私は、あのこだわりにも、名作へのオマージュを感じるんです。
はっきりとは明言されないんですが、クラウンは地獄とか、悪魔とか、そういった背景を持つキャラクターなんです。
なので、『テリファー2』でもそうだったんですが、終盤になると地獄の底のような描写があるんですよね。
クライマックスは『エクソシスト3』によく似ています。
悪魔と地獄が密に関わっているという点は、『デモンズ』あたりにもよく似ていますよね。
そういった、悪魔や地獄を描いた作品のオマージュとして、そういった演出を取り入れたんじゃないかなと思います。
もちろんこれから作品の世界観をより広げるための伏線だとも思いますけどね。(ちなみに、興行収入よければ、続編は間違いなく作られると思います)
この路線に上手く載せることができれば、『テリファー』シリーズは名作になりそうです。『4』で化けるなんて、いまだかつてなかったですから、楽しみです。
これでばっちり!前作おさらい
そんな『テリファー 聖夜の悪夢』ですが、前作からの繋がりがかなり強いです。
メインヒロインも同じですし、前作に登場したキーワードやキーアイテムがしっかり登場します。
できれば『テリファー2』を観てから観ることをおすすめしますが、時間が無い人や面倒な人へ向けて、簡単に解説しておきましょう。
シエナは父親から受け継いだ不思議な力を持っており、その力がアート・ザ・クラウンとの戦いで重要な役割を果たします。父親はアート・ザ・クラウンの存在を予知し、彼を倒すための魔力を持つ剣をシエナに託しました。この剣はシエナがアート・ザ・クラウンと戦う際に重要な武器となります。
アート・ザ・クラウンは非常に残虐で不気味なピエロの姿をしており、超自然的な力を持つ存在です。彼は何度も死から復活する能力を持っており、その無慈悲な殺人方法と不気味な笑顔で恐怖を与えます。
シエナの父親は、アート・ザ・クラウンが単なる人間ではなく、超自然的な力を持つ存在であると考え、彼に対抗するための手段を探しました。彼の研究と遺したメモは、シエナとジョナサンがアート・ザ・クラウンに立ち向かう際の重要なガイドとなります。
ちなみにシエナの父親は、イラストレーターか漫画家かなんかの仕事をしている人でした。なんでクラウンと因縁があるのかはよく分かりません。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『テリファー 聖夜の悪夢』のオマージュや前作との繋がりについて解説しました。
グロさは変わらず凄まじいので、それを楽しむだけでも充分だよ!
でもせっかくなら、化けそうな『テリファー』に期待を込めつつ、細部まで味わってみてはいかがでしょう。
X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi
コメント