映画「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ」を鑑賞しました。
意外とメッセージ性あり、チャレンジ精神ありの映画でした。
おふざけ映画ではない模様です。
今回の記事では…
・冒頭の強烈な演出
・第2幕がしんどい理由
・風景や店のカットが多い感動的な理由
・マルチエンディングの魅力
を解説します!
きっと映画をより面白く鑑賞できますよ。
はじめに
「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ」は2022年に公開されたルーマニアの映画作品です。
ルーマニア、ブカレスト。
https://unluckysex-movie.com
名門校の教師であるエミは、コロナ禍の街をさまよい歩いていた。夫とのプライベートセックスビデオが、意図せずパソコンよりネットに流失。生徒や親の目に触れることとなり、保護者会のための事情説明に校長宅に向かっているのだ。しかしそこにはブカレストの街を漂流するかのように、エミの歩く姿が映し出されるだけだ。彼女の抱える不安や苛立ちは、街ゆく人々も共有する怒りと絶望であり、さらにはその街、引いては世界の感情そのもののようであった。猥雑で、汚れ、怒りを孕んだ空気が徐々に膨れ上がっていく…。
ルーマニアの鬼才ともいうべきラドゥ・ジューデ監督は、そうした社会の胎動をエミに託し、いきなりのハードなセックスシーンをプロローグとして、続けて物語を三つのパートに分けていく。
さらに三つの結末を用意する“マルチエンディング”で、監督はポルノグラフィという問題をブラックコメディとして見せ、映画を終息させる。コロナ禍で浮き彫りにされた社会の偽善や偏見を露見させ、類を見ない傑作の誕生となった
それでは解説に参りましょう!
強烈な冒頭
冒頭は超過激なシーンから始まります。
付き合いたての若者カップルは絶対いかないように!笑
行為のシーンを音声だけで楽しむような感じです。2分以上はありそうでした。上半身はもろ見えもあります…。気まずいですよ~笑
しかし、知らない人と一緒に、大スクリーンで、卑猥な声やシーンを鑑賞するという体験は非常に貴重な体験となりました笑
苦行の第2幕
「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ」は3部構成になっています。
1幕と3幕は明確に繋がっているのですが、間の2幕は、静止に近い風景や人物を映して、字幕を観るだけです。
ストーリー性はありません。正直、猛烈な睡魔に襲われます笑
メッセージ性は強いようですが、ちょっと詩的過ぎて、何言ってるかわからないです。
2幕をしっかり観ることができれば、監督のメッセージもより深くキャッチできることでしょう!私には無理でした!!笑
どなたか私の分もリベンジを果たしてください!
風景を映す理由は、コロナ禍の記録として
こちらが一番グッときたポイントです…!ブログで解説しますのでぜひご覧ください。
今作、「コロナ禍で、感染予防しながら撮影した」映画です。
そのため、みなマスクを着用しています。
また、この映画では風景や店の看板、街中の張り紙などがよく映ります。
「遊び心で、セクシーなサブリミナルでも入れてるのかな…?」と思ってじっと観ていましたが、どうやらそうじゃない。
コロナ禍で中止になったイベントポスターや、廃れてしまった店などを映していたようなのです。
時代を記録したいという思いが込められた演出だったようです。
素晴らしい。エロサブリミナルだと思って申し訳ございません。
最後の演出までたどり着こう!
2幕を乗り越えれば、楽しい3幕、エンディングです。
この映画の持ち味の一つである、「マルチエンディング」
これはなかなか面白いです!
ポップさもあり、上映時間の中で全てみせるというチャレンジングなところもありでとても楽しいです!
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回は
・冒頭の強烈な演出
・第2幕がしんどい理由
・風景や店のカットが多い感動的な理由
・マルチエンディングの魅力
について解説しました!
めちゃくちゃ好みの分かれる映画だと思いますが、ルーマニアの変な映画を観る機会も二度とないかもしれません。チャレンジしてみては?!
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