It’s a fuckin miracle!!
映画「レナードの朝」を午前十時の映画祭にて鑑賞。
素晴らしい作品でした。
ストーリーはさることながら、ロビン・ウィリアムズとロバート・デ・ニーロの演技が凄まじかったです。
今回の記事では、キャストの演技を中心に、「レナードの朝」の見どころや感想をお伝えします!
作品概要
まずは、作品の簡単な解説と、あらすじをご紹介します。
午前十時の映画祭作品詳細ページからの引用です。
解説
ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズ、名優同士の共演による実話を元にした医療ドラマ。
難病に苦しむ患者たちに起きた奇跡的な出来事と、彼らの治療に精魂を傾けた医師の姿を描く。『ビッグ』の女性監督、ペニー・マーシャルの代表作であり、アカデミー賞では作品賞、デ・ニーロの主演男優賞、脚色賞にノミネートされた。
物語
1969年、NYブロンクス。慢性神経病の専門病院にセイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してきた。当初、患者たちへの接し方に苦労したセイヤーだったが、さまざまな訓練療法を施した結果、次第に効果が現れ始めていた。最も重症の患者は、30年前に入院して以来、半昏睡状態で寝たきりの生活をおくるレナード・ロウ(ロバート・デ・ニーロ)だった。セイヤーはまだ公式に認められていない新薬を使い、レナードの機能回復を試みるが―。
キャストの演技が凄い!
今作に関しては、ストーリーよりも、俳優の演技がとても印象に残りました。
中でも一番はデ・ニーロ。
嗜眠性脳炎患者を演じたデ・ニーロ
デ・ニーロは今作でアカデミー賞男優賞にノミネートされました。
惜しくも受賞はなりませんでしたが、この演技は本当にお見事。
嗜眠性脳炎という、身体が麻痺・痙攣してほとんど動けない病気の患者を演じています。
序盤の無反応・無表情の演技もですが、特にすごいのは回復してからまた症状が悪化していく様の演技。
デ・ニーロであることを忘れて、一患者として見入ってしまいます。
不器用な医師ロビン・ウィリアムズ
ロビン・ウィリアムズは、不器用で人付き合いが苦手なドクターを演じています。
研究が大好きで、患者たちの病気のメカニズムを探る中で、徐々にコミュニケーション能力や、周囲からの信頼を獲得していく様がいい感じです。
正直、医師としていきすぎた行動も観られますが、それも許容できてしまう人のよさが滲み出ているなと思います。
また、ロビン・ウィリアムズはコメディ作品よりも、こういったややシリアスな作品の方が、私は好きです。
一般人にも、よく「目が笑っていない」と言われる人がいますが、ロビン・ウィリアムズはその逆。
「目だけが笑っている」ように見えて仕方がないのです。(髭もじゃのせいかもですが)
そのため、何だか笑顔に切なさを感じるんですよね。
ちょい役マックス・フォン・シドー
「レナードの朝」には、マックス・フォン・シドーが少しですが出演しています。
マックス・フォン・シドーといえば、「エクソシスト」のメリン神父。
当時44歳ながら、20歳以上の老け顔メイクと演技で老齢の神父を見事に演じています。
「レナードの朝」では、実年齢62歳。ちょうどメリン神父くらいになっています。
これまた、それよりも大分上の年齢を演じていたように見えました笑
「エクソシスト」の演技も素晴らしいので、ぜひこちらもどうぞ👇
私の感想
「レナードの朝」確かに名作でした。
ストーリーに関しては、薬の多量接種や患者の暴走など危うい部分も観られますが、それを補うキャストの演技力が凄まじかったです。
デ・ニーロの幅の広さを再認識しました。
シーンとしては、小切手を切るシーンと、ダンスホールのシーンにジンときましたね。
感動しますが、涙よりも、様々な点で驚きが勝った映画でした。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「レナードの朝」の見どころや感想をお伝えしました。
ロビン・ウィリアムズもデ・ニーロも、やはり素晴らしい俳優です。
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