『ビーキーパー』現代における弱さとは、強さとは

アクション・パニック映画

法律で裁けない時は、俺がやる

映画『ビーキーパー』を映画館で鑑賞してきました。

今回の記事では、『ビーキーパー』の見どころをご紹介します。

bitotabi
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前半はネタバレなし、後半はネタバレなしでお伝えしていきます!

ダニー
ダニー

ネタバレありの前にアナウンスするから、未鑑賞の人も安心して読んでね。

作品概要・あらすじ

アメリカの片田舎で静かな隠遁生活を送る養蜂家。

ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺にかかり、
全財産をだまし取られた末に自ら命を絶ってしまう。

詐欺組織への復讐を誓った養蜂家は、
かつて所属していた世界最強の秘密組織“ビーキーパー”の力を借り、
怒涛の勢いで事件の黒幕へと迫っていく。

その先に立ちはだかるのは、
この国では絶対に誰も手が出せない最高権力の影。
それでも養蜂家は何も恐れず前進し、
社会の秩序を破壊する害虫どもを完膚なきまでに駆除し続ける。
https://klockworx-v.com/bkp/

2024年製作/105分/PG12/アメリカ・イギリス合作/原題『The Beekeeper』

監督は『ワイルドスピード』の脚本を手掛け、『スーサイド・スクワッド』を監督したデビッド・エアー。

主演は超人気アクション俳優ジェイソン・ステイサムと、アクション好きにはたまらないメンツなのではないでしょうか。

 



ネタバレなし 解説

先述の通り、本作はアクション映画が好きな人にはたまらない作品でしょう。

ステイサムの信者も、『ワイルドスピード』の信者もたくさんいますから、Xの方でも非常にこの作品の話題は盛り上がっていました。

実のところ私はこういったミーハーな波を感じると、鑑賞をためらってしまうひねくれたところがあります…。だから本作もはじめは観る気がなかったんですが、Xでこんなツイートを見てしまったんですよね。

私が大好きな阪元監督の呟き。阪元監督が言うなら、それはもう大変爽快なアクションなのだろうと。見逃せないよな、ということで鑑賞に至ったわけであります。

で、結果ですね、『ベビわる』ほどギャグがあったわけじゃないんですが、アクションの質は申し分ない!

アクション見せた過ぎるせいか、ストーリーのテンポがめちゃくちゃいいところも最高です。無駄なシーンが一切ありませんでしたね。しゃらくさいメロドラマとか、ややこしすぎる人間関係とかも。

雰囲気としては『ジョン・ウィック』にかなり近い。あと、『Mr.ノーバディ』にも似てます。

とにかくステイサムが強いんですよ…。ほぼ無傷で勝ち続けます笑

とはいえ、ぶっちゃけ『ベビわる』の方が肉弾戦のアクションは派手ですし、見ごたえがあります。

本作が優れている点としては、ステイサムのスター性というか、あの不器用そうな男を演じさせたら右に出ないようなあの雰囲気はなかなか出せるものではないというところでしょうか。

日本人で動ける上にあの雰囲気出せる人って今存在しませんよね。古くは三船敏郎とか菅原文太なんかがそうでしたが。

後は、羨ましい部分も込めて、火薬の多さでしょうね。あるキャラクターがもの凄い重火器をぶっ放すシーンはかなりの見ごたえでした。

加えて、ストーリーの壮大さもこの映画の見どころと言えるでしょう。この点に関しては、ネタバレありの解説で詳しくお伝えしていきます。

 



ネタバレあり 解説

ここから先はネタバレありの解説になりますので、未鑑賞の人はご注意ください!

 



『ビーキーパー』は終盤、話がかなり壮大になっていきます。

何と、大統領の息子が詐欺の集団のボスであることが発覚するんですよね。加えて、大統領の選挙資金もそれに関わっていると。さらに警察関係者やCIAのOBもその組織に加担しているという。

現実にも、トランプ大統領もそういったネガティブな過去はたくさんありますからね。

アメリカのみならず権力者の汚職というのは溢れています。捕まっている人や罰を受けた人は大きく報道されますが、そうじゃない人もたくさんいるんでしょうね。

トランプ氏の件にしても、どの情報がどこまで正しいのか、私には判断しかねますが、こういった可能性もあるんじゃないかなと、この映画を観て感じました。

また、監督が脚本を書いた『ワイルドスピード』は、黒人やラティーノなどを物語の主軸において、アメリカにおいて社会的に差別を受けやすい人たちのカウンターカルチャー、反骨精神を象徴しています。

本作では、事の発端となったのは、黒人の高齢女性。そして、詐欺被害を受けていた人たちもまた高齢者がほとんどでした。

多様性がうたわれるようになり、人種差別は世界的に批判されるところになっており、昔と比べれば少しはましになったかもしれない。そして、いま弱いのは情報弱者である高齢者であると。

そんな弱きものから搾取する悪をくじく。そういったストーリーになっているんですね。

何も失うものが無い、無敵の男が立ちあがる。

いやはや、爽快でした。

あと、個人的に笑ってしまったポイントは、ステイサム演じる主人公が、紙袋に絶大な信頼を置いている点です笑

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

映画『ビーキーパー』の見どころを解説しました。

ダニー
ダニー

やっぱりステイサムはかっこいいね。

bitotabi
bitotabi

政治家の汚職や、差別や情報弱者を搾取する問題にもスポットをあてた、なかなか社会的な作品です!

 

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