”人喰い”というタブーが織りなす、美しくも切ないドラマ
映画「ボーンズアンドオール」を鑑賞しました。
作品紹介:
あの傑作『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督と、ティモシー・シャラメの再タッグが実現。
映画公式サイトより引用
不気味で恐ろしいと同時に、優しく切ない、この世でたったひとつの物語を誕生させた。
生まれながらに人を喰べる衝動を抑えられない18歳の少女マレン。
彼女はその謎を解くために顔も知らない母親を探す旅に出て、同じ宿命を背負う青年リーと出会う。
初めて自らの存在を無条件で受け入れてくれる相手を見つけ、次第に求めあう二人。
今回の記事では、「ボーンズアンドオール」の見どころを紹介いたします!
”人喰い”というダークなテーマの作品ですが、恋愛映画がお好きな方にも非常にオススメな作品です。
また、映像やキャストの美しさも見どころ満点の映画です!
「君の名前で僕を呼んで」との共通点
今作は、「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督の最新作です。
「君の名前で僕を呼んで」では、カトリック圏における、男性同士の恋愛という禁断の恋を描いていました。
今作は、人の世において最も禁断である「人喰い」がテーマです。
アンタッチャブルなテーマに挑むという点においては、「君の名前で僕を呼んで」と近しいものがあります。
加えて、部屋の中や、風景のカットが、非常に美しいという点も同じです。
いわゆる”小津調”のカットをたっぷりと味わうことができます。
ルカ・グァダニーノ監督はホラーが巧い
ルカ・グァダニーノ監督を、恋愛映画が得意な監督だと思っていませんか?
実はホラーもすごいんです。
「サスペリア」のリメイク版は、オリジナルよりも過激かつ、独特の解釈を盛り込んだ、傑作なんですよ。
今作は、恋愛系のロードムービー的なシーンがほとんどです。
だからこそ、突然怖いシーンが入り込んでくるので、緩急でかなりゾクッとします。
シャラメとラッセルが美しい!
今作では、ティモシー・シャラメとテイラー・ラッセルが主演です。
二人とも、とても美しく、画面に映えます。
先述の通り、小津調がふんだんに取り入れられていますので、バストショットで映るシーンが印象に残りました。
惚れ惚れしちゃいます。
また、若い二人を描くことで、ダークながらも甘酸っぱい雰囲気が出ていましたね。
「ぼくのエリ200歳の少女」の彷彿とさせる、爽やかな美しさがありました。
テイラー・ラッセルが気になった方は、こちらの作品もオススメです👇
ジェシカ・ハーパーが出演
物語のキーマンの一人として、サスペリアのジェシカ・ハーパーが出演しています。
ジェシカ・ハーパーは、サスペリアのリメイク版にもゲスト出演していますので、ルカ・グァダニーノ監督といい関係を築いていることがうかがえますね!
彼女が出ているという点から、”人喰い”には何か魔女絡みの事情があるのかなぁとか、妄想が膨らんじゃいました。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ボーンズアンドオール」の見どころを解説しました!
怖いだけでなく、美しさや、キャストの魅力もたっぷり味わえる作品ですよ!
X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi
コメント