The key to immortality is first living a life worth remembering.
武術映画の人気を世界中に広めたスーパーアクター、ブルース・リー。
でも、そうとう古い映画になるので、映画好きの人でも観たことないし、ブルース・リーのことあんまり知らないなって人も多いのではないでしょうか。
私も、昨年になってようやく彼の作品をいろいろ観だしました。
今回の記事では、ブルース・リーのプロフィールやオススメ作品、有名な言葉を紹介してくよ!
プロフィール
ブルース・リーは、1940年11月27日にアメリカのサンフランシスコで生まれました。本名は李振藩(リー・ジュンファン)で、幼少期を香港で過ごしました。父親はカントンオペラの俳優であり、ブルースも幼い頃から映画に出演していました。
彼は若い頃から武術に興味を持ち、特に詠春拳を学びました。1959年にアメリカに移住し、シアトルのワシントン大学で哲学を学びながら、武術の指導を始めました。彼の武術スタイルである截拳道(ジークンドー)は、異なる武術の要素を取り入れた独自のものでした。
ブルース・リーは、1970年代にハリウッドと香港で制作された映画を通じて、武術映画の人気を世界的に高めました。彼の代表作には『ドラゴン怒りの鉄拳』や『燃えよドラゴン』があります。彼の映画は、アジア人のイメージをアメリカ映画で変えるきっかけとなり、彼自身もポップカルチャーのアイコンとなりました。
1973年7月20日、ブルース・リーは32歳の若さで亡くなりました。死因は脳浮腫(脳の腫れ)によるもので、頭痛薬に対するアレルギー反応が原因とされています。
トレーニングと格闘スタイル
ブルース・リーのトレーニングは非常に多様で、身体能力を最大限に引き出すために、以下のような具体的なトレーニングを行っていました:
- ウェイトトレーニング: 筋力を高めるために、ベンチプレスやスクワット、デッドリフトなどの基本的なウェイトリフティングを行っていました。
- 有酸素運動: 持久力を高めるために、ランニングやサイクリングを日常的に取り入れていました。彼は毎日数マイルのランニングを行い、心肺機能を強化していたそうです。
- 柔軟性トレーニング: 柔軟性を維持するために、ヨガやストレッチングを重視していました。特に、キックの高さやスピードを向上させるために、脚のストレッチを重点的に行っていたのだとか。
- スピードトレーニング: 反応速度を高めるために、シャドーボクシングやスピードバッグを使用していたそうです。また、パンチングミットを使ったトレーニングで、正確さとスピードを鍛えていました。
彼の格闘スタイルである截拳道(ジークンドー)は、シンプルさ、柔軟性、効率性、実践性を重視し、異なる武術の要素を取り入れた実践的な格闘スタイルです。ブルース・リーは、武術を単なる技術の集まりではなく、自己表現の手段と考えていました。
追求したリアリズム
ブルース・リーは映画のアクションシーンにおいてリアリズムを非常に重視していました。彼はスタントダブルを使うことを最小限に抑え、自らが危険なシーンに挑むことで、アクションのリアリティを追求しました。例えば、『燃えよドラゴン』では、彼自身が多くのアクションシーンを演じ、その卓越した武術の技術を披露しました。
それゆえに、彼の真似をしようと思う人がたくさん出てきたわけですね。それまでのSFXや器具を使ったとんでもアクションから一転、こういった要素を取り入れたからこそ、彼の映画は世界中で今なお愛されるのであります。
彼は監督やプロデューサーに対しても積極的に意見を述べ、シーンのリアリティを高めるために努力しました。
だから、ブルース・リーは「態度がでかい」と、煙たがられる一面もあったそうです。そのあたりは次項の作品紹介でも合わせて解説しますね。
ブルース・リー主演のオススメ作品
その①天下周知の名作
やはり一番の代表作といえば『燃えよドラゴン』ですね。
作品として最もエンタメ的で観やすく、かつアクションが素晴らしい一作です。構成的には『007』っぽい雰囲気もあります。
世界的に爆発的な知名度を誇り、彼の名をさらに広めた『燃えよドラゴン』は、彼の死後に公開されました。この映画は、彼の死後に世界的なヒットとなり、彼の名声を不朽のものとしました。ブルース・リーは1973年7月20日に亡くなり、『燃えよドラゴン』はそのわずか6日後の1973年7月26日に香港で公開されました。アメリカでは1973年8月19日に公開され、日本では1973年12月22日に公開されました。。ブルース・リーは生前からすでに多くのファンを持っていましたが、彼の死後にその影響力はさらに広がり、彼の哲学や武術は今なお多くの人々にインスピレーションを与え続けています。
その②あの名作にも影響を与えた
続いては『死亡遊戯』
ブルース・リーの未完の作品を基に制作された映画で、彼の死後に公開されました。
『燃えよドラゴン』の大ヒットを受けて、制作に至ったというわけです。
しかし、映画を撮ろうにもブルースはもうこの世にない。
そこで、それまで撮りためていたアクションシーンをつぎはぎにして制作し、ストーリーをつなぐための部分は代役で撮っちゃおう。
そういった作品なので、全然似てなかったり、違和感があったりっていうシーンがいっぱいあってツッコミどころ満載なんです。
でも、本物のブルースの葬式シーンの映像を使ってたり、代役が代役なりにがんばろうとしているので、その辺はグッとくるものがあります。
また、タランティーノの映画『キル・ビル』でユマ・サーマンが着ていた黄色い衣装とか、バイクのシーンは、この映画のオマージュになってます。(バイクのシーンも代役がやってますけど)
その③カルト的人気を誇る逸作
私が最も好きな作品でもある『ドラゴン怒りの鉄拳』。
この映画は見どころがホント多いんですよ。
上海を占領していた日本人が敵で、変な日本文化がいっぱい出てきたりり、
ブルース唯一のキスシーンが観られたり、
ブルースが犬を食べるシーンが観られたり、
ノラ・ミャオがめちゃくちゃ可愛かったり。
ラストシーンがまた、好きなんですよね~。
あと、アクションに関しても素晴らしく、リアリズムを追求していることが特によく分かる一作です。
番外編 時を経てあの映画に
番外編として『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を紹介させてください。
本作はクエンティン・タランティーノ監督の作品で、1960年代のハリウッドを描いた作品なんです。
当時『グリーン・ホーネット』などのドラマですでにブレイクしてイケイケだったブルース・リーが登場します。
演じているのはマイク・モーという韓国系アメリカ人の俳優。よく似てます。
ブラッド・ピットとブルース・リーの喧嘩が観られて面白いですし、ブルース・リーってこんな人だったのかとイメージが膨らみますよ。めっちゃ態度でかいです笑
名言
最後に、ブルース・リーの名言をいくつか紹介します。
- “Be water, my friend.”
- 「水のようになれ、友よ。」
- “Knowing is not enough, we must apply. Willing is not enough, we must do.”
- 「知識だけでは十分ではない、それを応用しなければならない。意志だけでは十分ではない、それを実行しなければならない。」
- “The key to immortality is first living a life worth remembering.”
- 「不滅の鍵は、まず記憶に残る価値のある人生を生きることだ。」
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
やっぱりブルース・リーは偉大だなと思います。
彼の功績がなければ、今日のアクション映画もなかったんじゃないかなと。
まさに「不滅の鍵は、まず記憶に残る価値のある人生を生きることだ。」を体現されたのではないでしょうか。
まだ観たことが無い人は、ぜひこの機会に鑑賞してみてね!
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