『マッドマックスシリーズ』の最新作『フュリオサ』が大ヒット公開中ですね。
たしかに面白いし、あの世界観がたまらないんですよ。しかも売れっ子アニャ・テイラー・ジョイが主演で。
ああいうぶっ飛んだディストピア映画が気分なのではないでしょうか?
今回の記事では、そもそもディストピア映画ってなんぞや。
というところから説明し、オススメ作品10作品を紹介いたします。
ワクワク…!
ディストピア映画の特徴
まず、ディストピア映画とはどのようなものかを解説しておきましょう。
ディストピアとは、ユートピア(理想郷)の逆ですね。
つまり、ディストピア映画は、なんらかの事情で荒んだり、危険な状況下にあったりする未来を描いた作品になります。
第三次世界大戦が起こったとか、何らかの災害によって滅んだと仮定するパターンが多いです。
それにともなって、近未来という舞台設定からややSFの要素が絡んできがち。
また、人類の数が極端に減っているパターンが多く、そういう点ではゾンビ映画と類似する部分もあります。
人口減少や環境破壊により、食糧危機に陥っているパターンもありがち。
かつ、貧富の差が大きく対局化しているパターンも多いです。
なので、食料の調達困難や、それに伴うレーションのような未来的な食事も見どころだと思っています。
「昔はこんな偽物ではなく、本物の牛肉が食べられたんだ…」みたいな。
衣食住に対する有難さを感じさせてくれる魅力もありますね。
最後に、ディストピア映画は、1980年代前後に作られたものが多く、その頃の日本や中国の成長からか、何か日本や中国のエッセンスが感じられる街並みや文化が多く登場することも特徴です。
日本人的には、かなりテンションが上がりますよね。
それではここから、上記のような雰囲気がある、ディストピア映画を紹介していきます!
どれも面白いですよ!
アキラ
まずは『AKIRA』ですね。
ジャパニメーションの先駆け的な作品として世界的に有名な本作。
2020年の東京が舞台で、東京オリンピックが現実と同じく中止となった世界を描き、よりカルト映画としてその地位を高めたといえるでしょう。
第3次世界大戦後でボロボロになった東京。そして、荒れに荒れた町で、さらに凄まじい出来事が起こりつつある…。
宗教にすがる人物や、不良少年、そしてバイク。
ディストピア映画の要素がふんだんに詰まっているというか、お手本にもなっている作品だと言えますね。
マッドマックス
『マッドマックス』シリーズも、ディストピア映画の代表作ですね。
初期の作品は、漫画『北斗の拳』にも影響を与えたと言われています。
『怒りのデスロード』のぶっ飛び具合は半端じゃないです。
とにかくバイクやメカ。そして登場キャラのインパクト。
これぞ、望まない未来。という感じ。でもカッコいいんです。
ウォーターワールド
ディストピア映画って、環境破壊の影響で、砂漠と化した地球を描くパターンが多いんですが、『ウォーターワールド』はその逆をいってるのが面白いですね。
地球温暖化で水ばかりになってしまったと。そして土地とか砂とかを奪い合うという。
ケビン・コスナーとデニス・ホッパーが共演しているというのも見逃せないポイントです。
あと、他の映画とは違って、バイクの代わりがジェット・スキーというのもいいですね!
ニューヨーク1997
犯罪が多発しまくってしまったアメリカ。NY全体を塀で囲って刑務所にしてしまうという舞台設定。
すごいっすね。山手線の内側全部が刑務所になったみたいな感じでしょうか笑
こちらはとにかく犯罪寄りで、救援物資とか、死刑囚の怖ろしさとかをうまく描いています。
カート・ラッセルをはじめ、に『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントン、『大脱走』のドナルド・プレザンスなど個性的なキャスティングも魅力。
ブレード・ランナー
『ブレードランナー』は、ディストピア映画の代表作ですね。
他の作品に比べると、まだ都市が機能している気はしますが。主人公も刑事ですしね。
とにかくカルトな世界観。日本語もたくさん出てきますし、食べ物も妙でゾクゾクします。
ハリソン・フォードは一体冒頭何を食べてるのか…笑
アンドロイドたちの奇妙で美しいルックスも魅力。レイチェルはヤバイ。
ソイレント・グリーン
こちらは最近リバイバル上映で鑑賞したのですが、面白いです!
ディストピア映画らしい演出多数。
まずタイトルの『ソイレント・グリーン』というのが、完全栄養食のことなんですよ。
とにかく人がいっぱいになっちゃったNY。毎週火曜のソイレント・グリーンの配給を人々は待つ。
食事のシーンや、主人公のダーティ刑事っぷりがいい。
ローラーボール
『ゴッドファーザー』のソニー(長男)を演じたジェームズ・カーンが主演です。
戦争も犯罪も無くなった世の中で、人々が唯一熱狂するローラーボールというスポーツをテーマにした作品です。
サムライ魂とか、東京のチームが出てきます。
日本の空手のイメージの阿保っぽい感じがいいです。
あと、純粋にスポーツのスーパースターが政治や経済に影響を及ぼすかも…。というドラマも面白い。
少年と犬
『少年と犬』はかなり分かりやすいディストピア映画ですね。2024年が舞台です。
砂漠になっちゃって、毎日の食事にありつくのも必死の毎日。
ただ、性欲にもスポットをあてているのが面白いですね。
犬が可愛いだけじゃないんですこれは。
あと、貧富の差を強く描いているのもいい。意外性抜群です。
未来惑星ザルドス
これもぶっ飛んでます。
設定は若干『少年と犬』とも被りますが、ここまで紹介した作品の中でもかなり未来的なスケールで描いています。
一旦人類がリセットされたような感じですかね。
めちゃくちゃ面白いですし、ショーン・コネリーの激ヤバ衣装も観られるお得な作品です。
ロブスター
最後は若干変化球。
恋愛や結婚ができない者は、人間以外の動物にされてしまうという未来を描いた作品です。
ここまでの作品に比べると映像的には穏やかですが、内容は過激です。
ディストピア映画らしく、レジスタンス的な団体も登場します。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
ディストピア映画を10作品紹介しました。
紹介して分かりましたが、やっぱりどれも面白いです。
マッドマックスにやられた方は、ぜひご鑑賞あれ!
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