映画「エクソシスト」
1973年のホラー映画で、これまで何度も観たことがあります。
久々に鑑賞しなおすと、格別に面白い。
観れば観るほど、知れば知るほど、面白さが広がります。
過去の私は、「エクソシスト」を、ただのホラー映画としてしか観ることができませんでしたが、最近はそうではありません。
怖さをこえた、面白さや奥行きを感じます。
その理由を解説します。
あんなに怖い映画なのに…?
理由
怖くなくなったのは、ただ、大人になったからではありません。
映画や、宗教、歴史に関する知見が広がったことによって、映画の見え方や捉え方もまた、大きく広がったからです。
エクソシストの楽しみ方には数段階ございます。
レベル1 ただただ怖がる
レベル2 サブリミナル効果やホラーのディティールを感じる
レベル3 宗教に関するメッセージを感じる
レベル4 フリードキンのこだわりを感じ取る
サブリミナルについては有名なところですね。
キリスト教やユダヤ教を掘り下げて、絡めて観ると、なお面白い。
詳しくはいろいろググってみてほしいです。
こちらでも簡単にまとめています。
終わりに
私はこれまで、映画はその時のフィーリングで観て、楽しむ主義でした。
ゾンビ映画などの「こういうことを示唆しているんだぜ」みたいなのが、どうも苦手で。
もちろんエモーションで楽しむのも、ひとつの鑑賞のかたちだと思います。
しかし、宗教や歴史を多少学び、考慮しながら生活を送る中で、映画の楽しみかたも大いに変わってきました。
せっかく監督が、意匠や思いを込めているのだから、キャッチしないのはもったいない。
学習から逃げすに、これからも映画をより楽しめるようにしたい。
最近はもっぱら、そのような角度で映画を観ています。
知ろうとすることから、逃げずに、全力で映画を楽しみたいと思います。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画監督って思っている何倍も本気なんだと思います。
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