『激怒』をテアトル梅田で鑑賞しました。
アンガーマネジメントと管理社会に中指を立てる、バイオレンスなお話でした。
今回の記事では、映画の解説と、見どころを紹介します!
必殺骨パンチがたまりません。
今回の記事では、映画の解説と、見どころを紹介します!
作品概要
企画・脚本・監督は高橋ヨシキ(本作『激怒』で長編監督デビュー)、主演を務めるのは近年の日本映画で最も多数の映画に出演していると言われる川瀬陽太。この2人がタッグを組んで贈る注目のバイオレンス映画『激怒』がついに完成した。
https://gekido-rageaholic.com/introduction
高橋ヨシキさんは、映画の解説でよく目にします。
オカルト系の作品に関する見分が非常に広い方です。
そんな方の初監督作品なので、かなりぶっ飛んだストーリーとなっております!
STORY
中年の刑事・深間は、いったん激怒すると見境なく暴力を振るってしまうという悪癖があった。かつてはその強引な手法により街から暴力団を一掃した功労者と讃えられた深間だったが、度重なる不祥事に加え、大立ち回りで死者まで出してしまったことの責任を問われ、治療のため海外の医療機関へと送られることになる。
https://gekido-rageaholic.com/story
数年後、治療半ばにして日本に呼び戻された深間は、見知った街の雰囲気が一変してしまったことに気づく。行きつけだった猥雑な店はなくなり、親しい飲み仲間や、面倒をみていた不良たちの姿もない。さらに、町内会のメンバーで結成された自警団が高圧的な「パトロール」を繰り返しているのだ。一体、この街に何が起きているのか? 「安全・安心なまち」の裏に隠された真実に気づいたとき、深間の中に久しく忘れていた怒りの炎がゆらめき始める……。
中年の刑事が主人公というのがすでにいい感じですが、心や精神のために海外へ治療にいく、普通の町が度の過ぎた管理社会へと変化するなど、どこかいきすぎた近未来SFな雰囲気がなんともたまりませんでした。
川瀬陽太さんの演技に注目
優しい役を演じることもしばしばな川瀬陽太さんですが、今作は強烈。
序盤と終盤で見せる、バイオレンスさには、ぜひご注目いただきたいです。
怖さもありますが、豪快で爽快で、笑ってしまうほどです。
特に、「必殺骨パンチ」。
最高です。
いきすぎた管理社会
『激怒』の舞台、富士見町のキャッチフレーズは「安心・安全・犯罪ゼロの町」です。
その実態は、町内会が平和と安全の名の下に、ゴリゴリに町を管理し、そのためなら暴力も厭わないというものなのでした…。
こんな社会、恐ろしいですね。どこの何を象徴してるかは、何となくわかりますよね。
ゾッとします。
怒りも時には正しい
私が好きな曲に「Don’t look back in anger」という曲があります。
”Her soul slides away, but don`t look back in anger I hear you say”
”彼女の心は離れていく。でも、「怒りに変えちゃいけない」って聞こえたんだ”
という歌詞があるのですが、『激怒』を観た後は、時には怒りに返る必要もあるんだなと思いました笑
たまには激怒してもいいんだなあと。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
『激怒』の見どころや感想をお伝えしました。スカッとします。小難しいことを考えずに観られる点もおすすめです!骨パンチ!
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