俺が、ロボットだと?
クレヨンしんちゃんの劇場版『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』をNetflixで鑑賞しました。

本作は、映画好きに向けた小ネタがたくさん詰まっていて、映画好き必見の作品になっています。

あらすじはざっとこんな感じ!
あらすじ:
物語は、しんのすけとその家族が、突然現れたロボとーちゃんと出会うところから始まる。
しんのすけの父・ひろしが、悪の組織によってロボットに改造されてしまう。しかし、ロボとーちゃんは自我を持ち、自分がひろしであることを認識している。彼は家族を守るために、そして自分の人間性を取り戻すために奮闘する。
ぶっちゃけ、映画好きより○○○○向けなのかもしれない
冒頭で本作は「映画好き」に向けた作品だと言及しましたが、ぶっちゃけどっちかというと「オッサン向け」の作品なのかもしれません笑
家庭に居場所を無くした中高年の男が陰険な様子で吹き溜まる公園の描写があったり、
家父長制・亭主関白の復活を目指してオッサンたちが団結するというストーリーが主になっているからです。
小さい子どもと一緒に休日にアニメ映画を観る、世のお父さんに向けた強い想いが見えるんですよね笑
でも、もう一つ本作で重要なテーマがあるんです。
ロボットのアイデンティティ
『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』では、オッサンへのエールと並行して、ロボットのアイデンティティというテーマも、強く描かれています。
ロボ・ヒロシは、自分のことを完全に野原ひろしであると思い込んでいるんですよね。
人間の、父親であると。
『我はロボット』や『鉄腕アトム』からずっと続く、ロボットの揺らぎもまた、大きなテーマとなってます。
これがあるから、SF映画やドラマ映画としても、味わいが深い作品であるといえるんです。
映画好きにはたまらない演出
最後に、『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』が映画好きに向けた作品である理由をお伝えします。
それは、映画のオマージュがあるからなんです。
そもそも、本作は『ロボ・コップ』を参考にして作られたそうで、
SF作品やアニメ映画のパロディやオマージュがふんだんに込められているんです。
明らかに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のあのシーンだったり、
ヒロシを『ターミネーター』風に描いたシーンだったり、
雨の中のシーンは『ブレードランナー』だったり、
他にも『トイ・ストーリー』や『トータルリコール』なんかを明らかに想起させるシーンがいっぱいあります。博士の名前が頑馬(がんま)博士ってのもいい。
多分、私が気づけなかっただけで、まだまだあるんだろうなと。
こちらの映画愛を試されるようなそんな映画になってるんです。
面白いですよ。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』について解説しました。

映画やアニメのオマージュ、どれくらい気づけましたか?

ストーリーもかなり泣けて面白いよね!
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