「僕とエリーも進化しないといけないのかもな」
映画『ジュラシック・パーク』をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。
スティーブン・スピルバーグ監督の大傑作ですね。
フェイバリットムービーとして挙げる方も多いのではないでしょうか。
あらすじに関しては説明不要でしょう。
まるで本物みたいな恐竜に、ドキドキハラハラがとまらないよね。
そうだね。でも、ただのモンスター映画として観るだけではもったいないんだよ。
今回の記事では、『ジュラシック・パーク』をより一層楽しむための情報をお届けします!
映画好きも納得できる理由
スピルバーグ監督の作品は、大きく2つに分かれます。
『JAWS』や『インディージョーンズ』のような、エンターテインメント作品と、
『シンドラーのリスト』や『プライベート・ライアン』のようなドラマ性に重きを置いた作品。
『ジュラシック・パーク』は前者にあたります。
もう、公開時から大人から子どもまで夢中にさせるエンタメ作品です。
恐竜が出てくるあたり、子ども向けの作品という印象が強いかもしれません。
しかし、本作は映画好きも納得の理由が2つございます。
1つ目は、初めてCGで生き物を再現したという点です。
それまで、CGが動く生き物に起用される事はありませんでした。
スピルバーグが先んでて公開した『ジュラシック・パーク』のCGは、当時の人々の度肝を抜くほどのクオリティの高さだったのです。
それだけでも、当時の映画マニアを唸らせたわけであります。
2つ目は、サスペンスフルなストーリー展開。
現実に、恐竜のテーマパークが出来たとしたら、どのような問題が起こるのか。
安全面は?倫理面は?それを狙う悪党は?
など、実にサスペンスフルに描きます。
恐竜もドカーンと襲ってくるのではなく、じわりじわりと近づいてきます。
この何とも言えない居心地の悪さは、一級のサスペンス作品なのです。
マニアも納得
スピルバーグ監督は、『ジュラシック・パーク』を作るにあたって、隙のないプロ集団を集めました。
あのCGを編み出した、視覚効果アーティストのデニス・ミューレン。
特殊効果の魔術師フィル・ティペット。
そして、音楽には巨匠ジョン・ウィリアムス。
そして、アドバイザーとして恐竜の専門家も招いていました。
もう本当に余念のない布陣なのです!
専門家の意見のもと、アニマトロニクスとCGを巧みに使い分けることで、どのシーンでも本物のような緊張感があります。
暗闇や雨の中はCGが多く使い、重量感が求められる場面ではロボットや人形を使っているのです。
先述の通り、それまでの映画の撮影ではモンスターや生き物はロボットや人形が使われていたわけですが、フィル・ティペットはあまりにもCGの出来がよかったので、「私は絶滅だな」と嘆いたのだとか。
それがそのまま作中に引用されている点も、ユニークですよね。
ドラマにも注目したい!
『ジュラシック・パーク』は、実はスピルバーグ監督のターニングポイントとも言える作品なんです。
主人公のグラント博士(サム・ニール)は、恐竜に夢中の、子どもみたいなおじさんなんです。
自分の研究にとって、ノイズとなる子どもなんて、大っ嫌いだったんですね。
ポケットに忍ばせたヴェロキラプトルの爪で、子どもを脅すような大人げなさを持った人物。
しかし、パークで知り合った子どもたちと交流する内に、次第に心を解いていきます。
終盤では、ヴェロキラプトルの爪も捨て、命をとして子どもたちを護るほどなんです。
それまで、『未知との遭遇』のように、自分の興味関心を優先して、家族を捨てる話ばかりだったスピルバーグ監督。
しかし、ここで「ラプトルの爪を捨てる」=「夢と家庭の両立」ような原作には無いドラマを見せてくれました。
91年に再婚したこともフックしていそうですよね。
私は今回、博士の目線で『ジュラシック・パーク』を鑑賞したことで、
ブラキオサウルスの初登場シーン、
トリケラトプスに身体を寄せるシーン、
そしてラストシーンで3回。泣きました。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『ジュラシック・パーク』の見どころを解説しました。
CGやロボットを上手く組み合わせることで、リアリティを出しているんだね!
サスペンスフルな演出や、ドラマチックな展開は、流石スピルバーグです!
X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi
コメント