ホラーやドラマ、嘘の話を作る撮影スタジオには、後ろめたい思いが溢れ、怪現象が起こっても仕方がないのかも…。
映画「女優霊」を鑑賞しました。
日本で一番有名と言っても過言ではない映画の幽霊、貞子の登場する「リング」で世界的にJホラーを知らしめた中田秀夫監督の作品。
中田秀夫監督のスタイルを確立した作品であり、映画製作現場が舞台という、何とも味わい深い作品です。
また、2022年11月現在放送中の大人気アニメ「チェンソーマン」のopでパロディされたことでも話題です!
今回の記事では、映画「女優霊」の感想と観るべきポイントを解説します!もちろん、「チェンソーマン」のシーンも!
STORY
新人映画監督の村井俊男は自身のデビュー作品を製作中、その作品のカメラテスト中に別の映像がフラッシュして紛れていることに気づく。撮影に使用されたフィルムは過去に撮影されたものを上書きしたものだったのだが、村井はその不気味な映像に既視感覚える。それ以降、撮影現場では奇妙な現象が起こり始める。
それではここから、見どころを解説していきましょう!
映画製作現場が舞台
私は、映画や映画作りをテーマにした作品が好きです。
蒲田行進曲や、ニュー・シネマ・パラダイスのような作品は大好物。
「女優霊」も、映画製作現場が舞台です。
映画のセットとはどのようなものか、そこでスタッフたちがどのように動き、映画を作っているか。
そのあたりがよくわかるので、面白いし、中田秀夫監督のこの映画に関する思いの強さも感じることができます。
「女優霊」は、中田秀夫監督にとって、ほぼデビュー作品といえる作品と言えますので、本当に映画作りに憧れていたことや、映画作りが好きでたまらないということが伝わってきました。
リングとの関連
今作では、リングに継承している点がいくつか観られますので、ご紹介させていただきます。
テレビが怖い
主人公は、幼少期の一時期において、「テレビが怖い」と言っていました。
リングの貞子も、テレビから現れます。
私もそうでしたが、リングを観てからしばらくは、夜、部屋のブラウン管テレビが怖くて仕方がありませんでした。
当時の中田秀夫監督は、テレビの存在を怖がらせるという点に、こだわりがみられますね。
長髪の少女霊
貞子は、長い髪が特徴的です。
「女優霊」に登場する霊も、髪の長い女の子です。
「女優霊」は、公開当時あまり評価されなかったそうで、「リング」でリベンジを果たしたことになります。
私は「女優霊」かなり好きな作品ですが。
幽霊は笑顔の方が怖い
幽霊といえば、怨念故に、おぞましい表情で現れるイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、「女優霊」の幽霊は一味違います。
大声を出して笑うのです。
これがもう、こちらのストレスを煽るし、理解不能で何とも怖ろしい。
幽霊は笑う方が怖い。新たな発見でした。
パロディシーンはめちゃ怖い
冒頭でもお伝えしました通り、今作はアニメ「チェンソーマン」のopにてパロディが使用されます。
使用されるシーンは、映画の終盤に流れるのですが、かなり印象的です。
一番の見どころかもしれません。
どんなシーンかは、詳しくこちらで紹介しています↓
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「女優霊」の感想と見どころを紹介しました!
Jホラーの礎と言っても過言ではなく、映画製作の雰囲気も感じることができる作品です。
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