アジアンホラーに新星現る!
映画「呪餐 悪魔の奴隷」を鑑賞しました。
こちらの作品、インドネシアのホラー映画です。
STORY:
「呪餐 悪魔の奴隷」公式サイトより引用
母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアンも行方不明になったリニ。それまで住んでいた一軒家を後にし、父親とふたりの弟と共にジャカルタ北部の高層アパートに4 年前に越して来た。一方、数年に渡り2,000 人が犠牲となっている前代未聞の連続殺人事件が世間を賑わせていた。そして、慎ましく暮らしていたリニたちの周囲を、度重なる不幸が襲い始める。アパートのエレベーターが落下し、多くの住人が命を落とし、父親も重傷を負う。さらに、死者の埋葬もままならないまま、局地的な大嵐が襲い下層階が浸水。停電も併発し完全に孤立してしまう。リニたち住人は、暗闇を纏った寒々しいアパートで、多数の遺体と一夜を過ごさなければならなかった―。
私にとって、初めてのインドネシア映画。
近年、アジアンホラーは、ホラーマニアにとってかなり注目のカテゴリーなんですよ!
アジアンホラーに注目が集まる理由
近年、アジアでは非常にクオリティの高いホラー作品が次々と後悔されています。
「女神の継承」「哭悲」「コンジアム」「紅い服の少女」「呪詛」などなど…。
韓国のホラーは、随分前から有名ですが、近年は台湾やタイのホラーも素晴らしい。
タイや台湾のホラーが、日本人にとって、魅力に感じるのは、精霊文化や村の慣習的な忌事が、日本とも共通している点にあります。
どうしても身近に感じるというか、怖さがじんわりと伝わってきます。
非常に嫌~な後味を残すのがたまりません。
アメリカやイタリアのホラーとは、共感の度合いが段違いな訳です。
「呪餐 悪魔の奴隷」の見どころ
上記の通り、日本人ならでは怖さを共感できる点が最大の魅力です。
テレビに映りこむ怪異からは、「リング」の恐ろしさがフラッシュバックしますし、団地が舞台であるという点も、昔懐かしい雰囲気を感じさせられます。
また、忌み地のような土着の呪いのようなテーマや、カルト宗教というのも、日本っぽさを感じます。
「N号棟」もそんな感じのホラーでしたね。
侮れないインドネシア映画
私は若干、インドネシアの映画ということで、詰めの甘さや、チープさがあるのではないかと推察していました。
しかし、そんな心配はご無用。
カメラワークも、ストーリーも非常に上質です。
コメディ要素がちらほらある点も、近年のホラー映画らしくて、ツボを押さえているように思えました。
一番驚いたのが、クイック・パンを多用している点です。
クイック・パンとは、カメラを高速で左右にふる撮影技術なのですが、これは、カメラを振った後にすぐにピントを合わせる必要があるため、非常に難しい。
これを多用しているあたり、かなり優秀なカメラマンや監督であることがうかがえますね!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「呪餐 悪魔の奴隷」の見どころと、アジアンホラーに注目が集まる理由を解説しました!
共感度もクオリティも非常に高い作品です!
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