この人出てたらいい予感する俳優トップ10【男性編】

私は観る映画を決める際、監督や脚本、ストーリーで選ぶことが多く、俳優で選ぶことはめったにありませんが、

「お！この人出てるじゃん！じゃあ面白いだろう！」

と期待値が思わず上がってしまう俳優さんというのは何人かいます。

東出昌大

まずは、東出昌大さん。

背が高くてカッコイイし、演技も上手い。デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』でもうすでに演技力の高さが露わになっていましたから。

しかしながら、2020年に不貞がスクープされ、それによって当時妻であった杏さんを裏切ったというネガティブなイメージがついてしまい、一時表舞台から姿を消してしまいました。当時は俳優として杏さんの方が知名度的にも人気的にも高かったこともあって。

その悪いイメージは未だに払しょくしきれないイメージがありますが、だからこそ、彼を起用する映画には、気骨というか、それよりも演技力を重視したキャスティングがなされている気がしますので、名作が多い気がします。

『福田村事件』『Winny』あたり、とってもおすすめです。

　

池松壮亮

池松壮亮さんは近年凄まじい活躍を見せてますね。

最近は普通のドラマにも出てるから、世間的な知名度もかなり高まってきたのではないでしょうか。今だと『ホットスポット』ですかね。

でも、映画は割とニッチなものとか、攻めた内容、コミカルなものに出てるんです。

彼に関しては、演技もさることながら声や話し方がいいですね。甘いような妖しいような。艶っぽい感じ。

あと彼は少年時代に野球やラグビー、水泳をしていたこともあって、アクションがめちゃくちゃできるんですよ。

それらをとくと味わえるおすすめの作品は、

『ちょっと思い出しただけ』『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』です。

『宮本から君へ』もいいんですが、めっちゃキツイ映画なのでご鑑賞の際は覚悟を決めてください。

リリー・フランキー

リリー・フランキーさんはもう、俳優として押しも押されもしない地位を確立していますね。

元々彼は俳優ではなく、文章を書いたりイラストを書いたり、音楽を作ったりしていた人なんです。いわゆるサブカル系の人。「おでんくん」は有名だし、「東京タワー」は映画・ドラマ化するほどヒットしたし、いくつかヴォーカルを務めた曲もリリースされてます。「Stay with me 〜恋愛なんてヒマつぶし〜」は一度聞いてみてほしいです。

逆に、彼をもっと好きになるには小説を読んだらいいと思います笑　こんな変な人だったのかとイメージが変わると思いますよ。特に『美女と野球』は下ネタ満載でクレイジーな内容です。

俳優としては、『そして父になる』『万引き家族』の是枝作品で父親役を演じさせたら絶品でしたよね。

でもね、前述の通りこの人根っこはクレイジーメンなので、ヤバい感じの役を演じても、いいんですよ。そういった点でおすすめなのが、

『凶悪』は必見の作品です。

　

ピエール瀧

ピエール瀧さんは俳優としても、電気グルーヴのヴォーカルとしても、精力的に活動していますね。

この人もまた、平成のサブカルの象徴のような人なので、リリー・フランキーさんとも仲良しなんですよ。20年来の飲み仲間なんだとか。電気グルーヴとしても、カリスマ的な存在です。石野卓球と共に、最高の曲をたっくさん生み出してますね。現在『ホットスポット』で彼らの楽曲『富士山』が使用されているのをご存じでしょうか。

で、俳優としても始めこそサブカル臭強めの作品に出てましたが、『ALWAYS 三丁目の夕日』あたりから、いい演技をすることが知れ渡っていったような印象です。その後はドラマも映画もたくさん出演して、いい人から飛び切り悪い人まで幅広く演じてますね。

これまた、恐い人を観るなら『凶悪』がおすすめです。リリー・フランキーさんとの強烈タッグは、『地面師たち』の5倍くらい恐ろしいですよ。

しかしながら、彼は2019年に薬物使用によって逮捕されてしまい、一時期表舞台から姿を消しました。

なので、東出昌大同様、彼を起用する映画は骨太の作品が多いように思います。

強面だけど優しい人は、ドラマとかでたくさん観られるので、とにかく恐い瀧さんを観られるオススメが、

『凶悪』『日本で一番悪いやつら』『孤狼の血』で、

彼の人生と重なってめちゃくちゃいい感じな『水平線』もぜひ観てみてほしいです。

　

宇野祥平

ここまでの俳優の中では一般的な知名度は低めですが、宇野祥平さんの出てる映画はマジでほとんど面白いです。

少し前の出演はメジャー作の超脇役といった印象が強かったんですが、近年はいい感じの作品に宇野祥平ありといっても過言ではないくらい。物語に大きく関わらないけどいい味出してるって感じの役が多いです。

あと、出演作の幅が広いのも特徴ですね。ミニシアターでしかかからないようなぶっ飛んだスリラー系作品から、超感動作まで出てるという。

おすすめの作品は、

『さかなのこ』『ラストマイル』あたりが観やすめのメジャーめのやつで、

『銀平町シネマブルース』『星の子』は、ミニシアター系ながらめちゃくちゃいいやつ、

『オカルト』『ビリーバーズ』は、めっちゃクセが強くてたまらないやつです。

松坂桃李

松坂桃李はもう説明の必要もないかもしれませんね。

ドラマに映画に大活躍。

しかしながらまあ、攻めた映画にも出てるんです。やっぱり演技が巧い。メロメロのドラマに出てもいるのに、よくここまで演じ分けられるよなと感得します。

戦隊ヒーロー上がり、イケメン枠から、よくぞここまで本格派に上り詰めたものだと。

彼は特に、擦り減るような絶望的な状況を演じた時がいいような気がするんですよね。あるいはコメディ。

そういった意味で、

『孤狼の血1・2』『新聞記者』『空白』は擦り減りまくってて、

『ゆとりですがなにか』は映画もドラマもめっちゃ笑わせてくれて、

『耳をすませば』はこれらの比較として、彼がいかにバランスのよい役者であるかを知るために観てもいいと思います。

柄本明

超大物俳優ですね。もうお化けです。柄本明さんは。

息子らの活躍も目覚ましいものがありますが、父ちゃんもまだまだ負けてません。というか、父ちゃんの方が出てるかも。

彼が出てるだけで、その作品の格が一段も二段も上がる。そんな気がしますね。

逆に、自分の好みと全く合わない作品でも、彼の演じているシーンだけは極上のものを得られるという救済者的な役割も担っていただいてるような気がします笑

少ない出演時間で、あまりの演技力の高さで、主演を食っちゃう時がある。それが柄本明。

そんな主演を食っちゃうほどの凄みを感じられる作品が、

『ある男』『福田村事件』『シン・ゴジラ』です。

　

柳楽優弥

柳楽優弥さんもまた、説明の必要のないほど認知されている俳優ですよね。

コメディ系からハード系まで幅広くこなします。邪悪な笑顔を演じさせたら絶品。

『誰も知らない』がデビュー作で、14歳で出演した本作においてなんとカンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少かつ日本人で初めて受賞したという恐ろしい経歴をもってます。

だから何となく、私は彼がテレビドラマとかCMに出てるのって、凄く有難く感じちゃうんですよね。

カンヌが認める演技力は今なお健在。

おすすめ作品は、

『さかなのこ』『浅草キッド』です。

田口トモロヲ

田口トモロヲさんも、リリー・フランキーさん同様、元々はサブカル畑の人なんです。

いまでこそ俳優も監督もしていますが、音楽とかエロ漫画とかやってた人なんですよ。

映画人としてスタートは、塚本晋也監督の『鉄男』の主演から始まっています。未だに伝説となっているカルトムービーなので、未見の方はぜひ。すごいですよ。

こういった経歴もあってか、やっぱり、彼の出演している映画には一癖あるというか、深みのある映画が多いと思います。どっちかというとドラマの方がそれを感じやすい気がします。

『サンクチュアリ』とかよかったですね。

映画は、『ゆれる』が出演作としてはおすすめで、

監督した『アイデン&ティティ』と『色即ぜねれいしょん』は必見。

　

役所広司

最後は役所広司さん！

もうこれは文句なしでしょう！

今は渋くて深みやあたたかさのある人物を演じることが多いですよね。

でも昔は結構ハードな役も演じてます。

そういった、俳優としての多くのキャリアがあるということを知りつつ、色んな役所広司さんを感じてみましょう。

『PERFECT DAS』『Shall we ダンス?』は表の役所広司さん、

『回路』『渇き。』は裏の役所広司さん、

『CURE』『孤狼の血』は爆裂ハードって感じですね。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

出演していたら思わず観たくなる、俳優を10名紹介しました。

　

X（旧Twitter）はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi