「哭悲~THE SADNESS~」を鑑賞しました。
二度と観たくない傑作と言われている今作。
まさにその通りでした…。
圧倒的なゴア表現と、凶暴性。
監督のロブ・ジャバスさんは、長編映画初監督。
そのため、長編ホラー映画ルーキーらしい初々しさや可愛らしさも感じる映画ではありました。
哭悲のキツさや、見どころ、可愛らしい理由を、ネタバレなしでお伝えします!
STORY
謎の感染症に長い間対処し続けてきた台湾。 専門家たちに“アルヴィン”と名付けられたそのウイルスは、風邪のような軽微な症 しか伴わず、不自由な生活に不満を持つ人々の警戒はいつしか解けてしまっていた。ある日、ウ イルスが突然変異し、人の脳に作用して凶暴性を助長する病が発生。 感染者たちは罪悪感に 涙を流しながらも、衝動を抑えられず思いつく限りの残虐な行為を行うようになり、街は人と で溢れかえってしまう。 そんな暴力に支配された世界で離ればなれとなり、生きて再会を果た うとする男女の姿があった。 感染者の殺意から辛うじて逃れ、数少ない生き残りと病院に立て籠も るカイティン。 彼女からの連絡を受け取ったジュンジョーは、独りで狂気の街を彷徨い始める。
チラシより引用
ちなみに、読み方は「コクヒ」です。声をあげて泣くこと。 泣き叫ぶこと。という意味です。
私は読み方に自信がなかったので、
チケット売り場で
「サッドネスを…」
と英題で伝えたのですが、
「コクヒですね~」
と訂正され少し恥ずかしい思いをしました。
それでは、感想を交えまして、見どころをお伝えします!
暴力描写がめちゃキツイ
暴力的なシーンがとてもたくさんあります。
殴る・蹴る・刺す・ちぎる・撃つなどによる血しぶきはもちろんのこと、最もキツイのが性的な描写です。
今作のゾンビたちは、従来のゾンビの定番に加え、性的な暴力も上乗せして人々を襲います。
これが何ともキツイ…。でもちゃんと理由があるのです。
物語の中盤以降に、専門家がその理由をキチンと解説しますので、ご注目ください。
圧倒的ゴア
「ゴア表現」=血糊や流血など、べっとりとした血液を表現する言葉。
なのですが、私がオンタイムで見た中で一番過激なゴア表現だったように思います。
ソウシリーズの後半よりも、はるかに手数が多く、過激です。
電車のシーンは特に激しめ。笑っちゃうくらいの血の量です。
オマージュは多め
これが唯一、この映画の可愛らしいポイントです笑
ホラー映画を愛するロブ・ジャバス監督が、新人らしく、名作ホラーへ敬意をこめてオマージュをふんだんに入れています。
シャイニング
これは比較的わかりやすいです。
病院で、斧を持ったオッサンに追いかけられ、そのオッサンがドアの隙間から顔をみせるシーンなどもろに「シャイニング」でした。
スキャナーズ
ねっちょりした特殊メイクから推察するに、クローネンバーグが好きなのでしょう。
「スキャナーズ」で印象的な、顔の爆破にそっくりなシーンが見られます。
ゼイリブ
電車で襲い掛かってくる男は、サングラスとチェックのシャツを身に着けています。
ジョンカーペンター監督作品「ゼイリブ」の主人公そっくりです。
13日の金曜日
彼氏役が最後に手にする武器はナタです。
「13日の金曜日」で、ジェイソンがよく手にするナタとよく似た形状です。
ソウ
「ソウ」の第一作では、パイプに手錠で拘束されますよね。
これと同じ状況が、物語の終盤で訪れます。
パターソン
こちらはホラーではありませんが、ジムジャームッシュの「パターソン」そっくりな冒頭から始まります。
本当によく似ていますね!!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
ちなみに、わたしは、黒目を大きくするカラコンが苦手です。
不自然さを強く感じてしまうからです。見つめられると、ちょっと怖いくらい。
今作を観て、もっと苦手になりました😭黒目怖すぎ笑
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