じいじからプレゼントあるぞぉ~
映画『恐解釈 花咲か爺さん』を鑑賞しました。
本作は名作昔話「花咲か爺さん」を現代風に恐く新解釈したお話です。
優しいお爺さんと意地悪なお爺さんが出てくる話だね。
本作の主役は、ほぼ意地悪爺さんだよ。
『真・事故物件/本当に怖い住民たち』『オカムロさん』などのホラー作を世に送り出したエクストリームの作品です。
感想・見どころ
私は『真・事故物件/本当に怖い住民たち』も『オカムロさん』さんも大好物。
エクストリームの作品って、まあエクストリームならこういう映画だろうという期待を裏切らない。
ホラー映画の表現として適切かはわかりませんが、ある意味安心して観られるんですよね笑
見どころとしては、緊張感を煽る演出のうまさ。
「なんで押し入れに隠れちゃうの?」
「そもそも何で逃げないの?」
とツッコミどころ満載なんですが、それを越えてくるスリル。
「絶対この後恐いじゃん!」
と身構えながら観ちゃいましたね。
あと、本作はじいじが恐すぎる。
「花咲か爺さん」でいうところの意地悪爺さんになるんですが、これを演じるのが森羅万象(しんらまんぞう)さん。
この人ヤバすぎ。
ピエール瀧さんのダークサイドを全部詰め込んで二倍したかのような役です。
『凶悪』とか『アウトレイジ』、『孤狼の血』の瀧さんの二倍恐くてヤバい。
孫を笑顔にするためなのか、自分が楽しむためなのかわかりませんが、発想がサイコパスすぎます。
概ね恐怖で人をコントロールするんですが、時折優しさも見せてくるという、独裁者としてスキがなさすぎる。
かつても人を解体処理した経験があることを匂わせていましたが、あれは多分娘のために妻を自分で処理しちゃったんでしょうね…。
もちろん昔話通り、この意地悪爺さんはバッドエンドを迎えるのですが、その終わり方も過激で面白いです。
ちなみに、この『恐解釈』はシリーズもので、次は『恐解釈 桃太郎』が12月8日に公開されます。
もちろん、観に行きます。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『恐解釈 花咲か爺さん』の感想と見どころを解説しました。
森羅万象さんの演技、ヤバいですよ…!
『恐解釈 桃太郎』も見逃せないですね…!
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