「Customer centric それは魔法の言葉」
映画『ラストマイル』を鑑賞しました。
これは、もの凄いエンタメですね…。
久々に、年末に金曜ロードショーで何度も流れそうな、そんな力強さと面白さのある作品なのではないかと思います。
今回の記事では『ラストマイル』について解説します。
公式サイトのあらすじはこちら!
11 月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、
世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。
やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく――。
巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、
チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか?
残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか?決して止めることのできない現代社会の生命線 ―
世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、いかにして、連続爆破を止めることができるのか?すべての謎が解き明かされるとき、
この世界の隠された姿が浮かび上がる。
https://last-mile-movie.jp/story/index.html
年末の風物詩になりそうな予感
年末とクリスマス前後って、風物詩的にテレビでかかる映画作品ってありますよね。
『ホームアローン』とか『踊る大捜査線』とか。
あと、夏はジブリ作品がかかったりします。
本作は、その仲間入りしそうな予感。
理由として、
・キャストの豪華さ
・誰もが共感しやすいテーマ
・年末らしさ
が挙げられます。
本作はキャストがとにかく豪華。主演級のキャストがゴロゴロいますし、『MIU』と『アンナチュラル』のドラマのキャラクターも出てくるので、一定数以上のファンがすでにいるのではないかと。
また、Amazonを意識しているであろう、巨大ネットショッピングサービスのドラマなので、多くの人が共感しやすい。
それに加え、ブラックフライデーセールという年末らしいテーマ。
これほど多くの日本人にフィットしやすい作品はなかなかお目にかかれるものではありません。
Amazonを強く意識しているというのも、面白いポイントだし、勇気があるなと。
劇中に登場する壁に描かれた企業理念は、本家Amazonにも存在します。
Amazonの採用募集とか観ると、似たような言葉を度々目にすると思いますので、興味のある方は検索してみてください。
私は過去にAmazonの採用面接を受けたことがあり、その対策として本も読んだのでよく分かりました。
見事な伏線回収
この映画のすごいところは伏線回収の気持ちよさ。
全ての謎が綺麗に回収されます。
そのため、最初から最後まで、集中して観ることができますよ。
キャストがまた豪華なので、
「この人のこのセリフやあのシーン、気になる…」
と考察しながら観られるのも一興。
ホラーより怖い
私は2024年に入って、2本、ホラー映画よりも怖いホラーじゃない映画に出会っています。
その内の1本がこちら『ラストマイル』です。
この映画、ダンボールの箱を開けると爆発するという設定になっているので、ダンボールが出てくる度にドキドキするんですよ。
もう、新しいジャンプスケアみたいな感じです。
ホラーに耐性がつきまくっている私でも、心臓の高鳴りを感じるシーンが何度もありました。
ホラー観ても怖がれなくなったそこのあなた、おすすめですよ。
次の項目はネタバレになるから気をつけてね!
「2.7m/s→70kg→0」について(ネタバレ注意)
本作に登場する「2.7m/s→70kg→0」というキーワード。
伏線回収は見事なんですが、あの箇所だけそこまで詳しい説明がないんですよ。
なので、よく分かんなかった人に向けて、かみ砕いて説明しようと思います。
「2.7m/s→70kg→0」の「2.7m/s」はベルトコンベアが進む速さ。
「70㎏」はベルトコンベアの耐荷重。
つまり「70㎏」以上の負荷をかけると、ベルトコンベアを止めることができるという意味です。
主人公はDaily Fastで働く中で、精神を病んでしまうほど疲弊してしまい、ブラックフライデーセールを止めるため、または社への恨みからコンベアを止めて損失を出してやる。そんな意図があったのだと思います。
でも物理的に速さ止めることができるというだけなら、「0」の後に「m/s」がつかないとおかしいですよね。
おそらく「0」という数字には稼働率を表す「%」もかかっているのはないかと思います。
また、投身自殺未遂ということで命を絶つ表現として用いた「0」ともとれますね。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『ラストマイル』について解説しました。
多くの人が楽しみやすい、パワフルなエンタメ作品です。
Amazonを使ったことがある人なら、共感せずにはいられないだろうね。
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