ジェームズ・ワンが選んだニューヒロインはメキシコ幽霊!
映画「ラ・ヨローナ泣く女」を鑑賞しました。
1970年代のロサンゼルス。不可解な死を遂げた子供の母親が、不吉な警告を発する。しかし、それを無視したソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カデリーニ)と彼女の子供たちは、ほどなくしてある女の”泣き声”を聞いてしまう―。その日を境に数々の恐ろしい現象に襲われることとなった家族は、教会に助けを求めるが、そこで語られたのは、呪われたすすり泣く女”ヨローナ”の存在だった―。ヨローナはプールやバスタブ、トイレであろうが、水のある所に現れる。果たして家族は逃げ場のない恐怖から逃れることはできるのか―。
映画公式サイトより引用
Amazon Prime Videoで観ることができるのですが、「ラ・ヨローナ彷徨う女」という類似作品があります。
どちらも同じくらいの評価で非常にわかりにくいのですが、ジェームズ・ワンが製作をしたのは「泣く女」の方です。
どうしてこんなに似てるの?パクリ?
それはね、ラ・ヨローナ自体が有名な怪談話だからだよ。
メキシコの怪談話
かつて村一番の美人と謳われた女性が、あるスペイン人と恋に落ちた。やがて二人は子供を授かり、幸せな毎日を過ごしていたのだが…。ある日、男は妻を捨て、裕福なスペイン人女性のもとへ去ってしまう。女はこの夫の裏切りに嫉妬に狂い、夫が愛するものを奪った。最も愛するもの、我が子を溺死させたのだ。我に返り後悔と苦しみの末、泣きながら自らも川に身を投げた女。それが、”ヨローナ”。
映画公式サイトより引用
そして現在、ヨローナの涙は今も枯れることなく、我が子を探し彷徨っているー。彼女の”泣き声”が聞こえたら、それは終わりの始まり。彼女は、プールやバスタブ、トイレであろうが、あなたを追って水のある所に現れる。
といった、メキシコで有名な怪談話があるんですね。
トイレの花子さんとか、鹿島さんみたいなものでしょうか。
あるいは、もう少し古くから伝わる番町皿屋敷のようなものですかね。
私たちがラ・ヨローナを知らないように、メキシコやアメリカの人も、皿屋敷や花子さんを知らないんでしょうね。
死霊館シリーズ
今作はあの「死霊館」シリーズのスピンオフ的な作品です。
世界興行収入累計1500億円を超える『死霊館』シリーズを世に贈り出したホラーの天才ジェームズ・ワンが新たな恐怖で世界を震撼させ、全米初登場No.1の大ヒット!さらに、さらにイースター休暇シーズン公開のホラー作品歴代第1位を樹立!
映画公式サイトより引用
そのため、怖さやクオリティはある程度間違いないものになっています。
アナベル人形やウォーレン夫妻は出てきませんが、単語としては登場します。
また、死霊館で観られるような霊に対抗するためのタクティクスを楽しむことができる点が魅力です。
神父VSラ・ヨローナ
今作ではラファエル神父という、メキシコ風味のやや変わった神父がラ・ヨローナと対峙します。
正規の神父ではなく、呪術的な対処法を用いています。
中でも、卵やロウソクを使った呪術が特に印象的。
女神の継承とほとんど同じです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ラ・ヨローナ泣く女」の見どころを解説しました!
やはりジェームズ・ワン製作関連は面白い。外れ無しです。
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