理想の人を思って
人々はロシュフォールにやってくる
映画「ロシュフォールの恋人たち」を鑑賞しました。
ジャック・ドゥミ監督のミュージカル映画です。
「シェルブールの雨傘」と対をなす、代表作。
戦争がテーマのひとつである「シェルブールの雨傘」と比べると、華やかさが際立つ作品です。
この作品、何と言ってもキャストが豪華。
そして、デイミアン・チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」に影響を与えた作品の一つでもあります。
今回の記事では、「ロシュフォールの恋人たち」の見どころと「ラ・ラ・ランド」に影響を与えたポイントを解説します!
STORY
カトリーヌ・ドヌーブとドヌーブの実姉フランソワーズ・ドルレアックが双子の姉妹役を演じた、1967年製作のミュージカル映画。監督は「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミで、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスもアメリカから参加。年に一度のお祭りで賑わうロシュフォールの街で、美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは運命の恋人の出現を待っていた。日本では1967年に劇場初公開。
映画.comより引用
それでは、まずは豪快なキャストについて紹介していきます!
豪華キャスト
「ロシュフォールの恋人たち」は、キャストがとても豪華なのです。
まずは、ジャック・ドゥミ監督がカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した、「シェルブールの雨傘」で主演を務めたカトリーヌ・ドヌーヴ。
そしてその実の姉であるフランソワーズ・ドルレアック。
また、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジャック・ペラン。
そして、何といっても「雨に唄えば」「巴里のアメリカ人」など、MGMの黄金時代を築き上げたスーパースター、ジーン・ケリー。
などなど。
個人的には、私が大好きな「ニュー・シネマ・パラダイス」のジャック・ぺランと、ジーン・ケリーが共演していたことを今まで知らなかったので、それだけでもとても嬉しかったです。
ラ・ラ・ランドへの影響
続いては、「ラ・ラ・ランド」に影響を与えたポイントを解説します。
「ラ・ラ・ランド」は、デイミアン・チャゼル監督が数々のミュージカル映画へのオマージュをこめて作った作品です。
ジャック・ドゥミ監督の「シェルブールの雨傘」と、今作「ロシュフォール恋人」からはかなり大きな影響を受けています。
「ロシュフォールの恋人」は、恋路を中心とした明るいミュージカルシーンが多いという点から、すでに似ているのですが、特に注目したいのが、冒頭のシーンです!
冒頭のミュージカルシーン
「ラ・ラ・ランド」では、高速道路の渋滞を待つ、夢見る若者たちが軽快に踊りだす、素晴らしいオープニングから始まります。
私が大好きなオープニングの一つです。本当に素晴らしい。
このシーンが実は、「ロシュフォールの恋人たち」のオープニングを意識して作られたものなのです。
「ロシュフォールの恋人たち」では、川を越えるための移動式の橋の上で車を運ぶというシチュエーションです。
この上でもちろん、若者たちが軽快なダンスを見せます!
非常によく似ていて、楽しくなるシーンですので、お見逃しなく!
見どころ・感想
ここからは私の感想と共に、見どころをお伝えします。
若きジャック・ぺラン
「ニュー・シネマ・パラダイス」のダンディなジャック・ぺランは、ご覧になったことも多いことかと思います。
今作ではまだ25・6歳の、若きジャック・ぺランを観ることができます。
元々、二枚目俳優として起用されることが多いこともあって、かなりかっこいいですよ。
また、今作はフランス映画です。
私はニュー・シネマ・パラダイスのイメージから、彼はイタリア人だと思っていましたが、フランス人なのですね。
ジーン・ケリーのキレッキレのダンス
対して、ジーン・ケリーはこの時すでに55歳。
しかし、年齢を感じさせない、キレッキレのダンスを観ることができます。
めちゃくちゃカッコいいし、セクシーさも健在でした!
フランソワーズ・ドルレアック
カトリーヌ・ドヌーヴに霞んでしまうかと思いきや、お姉さまも素晴らしかったです。
音楽を生業にするという雰囲気がとてもマッチしていました。
もちろん、ドブーヴも言わずもがなです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ロシュフォールの恋人たち」の見どころと、「ラ・ラ・ランド」との繋がりについて解説しました!
明るく、楽しく、恋をしたくなる。そんな映画です♬
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