腹話術の人形に、怖さを感じたことはございませんか?
映画「マジック」を鑑賞しました。
「羊たちの沈黙」のレクター博士で有名なアンソニー・ホプキンスが主演を務めた作品です。
1978年公開の今作でも、レクター博士の狂気じみた演技に負けず劣らずの演技を披露しています。
今回の記事では、「マジック」の見どころと、作品をより深く味わうためのポイントを解説します!
STORY
コーキー(アンソニー・ホプキンス)はカードを扱う手品師だったが、スターダストというナイトクラブでは、客に受けず、やがてやめ、1年のちにファッツと名付けられた人形を操る腹話術師となって再び同じクラブに現われた。これが大受けし、スターとして、ベン・グリーン(バージェス・メレディス)というエージェントがつくまでになる。しかし、ニューヨークに進出したコーキーは、急にベン・グリーンと手を切り、クロッシンジャーという、彼の生まれ故郷に帰ってしまう。彼は湖畔にあるコテージを借り、その持主デューク(エド・ロータ)の妻で初恋の相手でもあったペギー(アン・マーグレット)と再会した。
映画.comより引用
若きA・ホプキンス
「マジック」が公開されたのは1978年です。
A・ホプキンスは、現在85歳なので、この当時は40歳か41歳といったところですね。
レクター博士を演じた頃はすでに50歳を越えていたので、渋いおじさん感が漂っていましたが、「マジック」の彼はまだまだフレッシュです。髪もふさふさ。
若く、未熟で、神経質で不安定な雰囲気の役を見事に演じています。
瞳のアップは本当にゾッとしました。
本当に演技力が高く、魅力的な俳優さんですね。
最新作、「ファーザー」では認知症患者を見事に演じています。
ミッキーも出ている
ミッキーマウスではありません笑
映画「ロッキー」でロッキーのコーチ、ミッキーを演じたバージェス・メレディスが出演しています。
1936年から俳優として活躍し、数多くの作品に出演しているのですが、私は「ロッキー」シリーズの彼しか観たことがありませんでした。
優しさと厳しさを兼ね備えた名トレーナーミッキーとは違い、「マジック」では儲けを優先するプロデューサー役を演じています。
初めは、私の中でミッキーの印象が強すぎるため、なかなかそのイメージを払拭できませんでしたが、やはりそこはアカデミー俳優。
見事にハマっていました。
ゆったりとした迫力と、威厳のある語り口調がとても渋いです。
精神の崩壊を人形と共に描く
今作では、A・ホプキンス演じる主人公が、徐々に精神的なバランスを崩していく様を描いています。
物語の初めは、表情や汗だけでその様子を表しているのですが、人形のファッツの登場からは、その様相が変わっていきます…。
人形が発する言葉が、ふざけているのか、本心なのか。
はたまた喋っているのは、人形なのか、彼なのか…。
そのことに主人公自身も分からなくなるほど、精神のバランスを崩している様が、圧巻です。
最後はどんなラストになるのか…、ぜひご自身の目でお確かめください!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「マジック」の見どころを解説しました!
若きA・ホプキンスの狂気の演技は絶品です!
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