不安な気持ちで鑑賞後に空を見上げた「メランコリア」

SF映画

映画「メランコリア」を鑑賞しました。

ラース・フォン・トリアーの特集上映の一つです。

私はこれまでラース・フォン・トリアーの作品は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」しか観ていませんでしたが、先日「キングダム」をエクソダスまで一気に鑑賞してからというもの、どっぷり彼の作品の世界観の虜になってしまいました。

ダニー
ダニー

かなり癖の強い監督だよね?

bitotabi
bitotabi

その通り!今回鑑賞した「メランコリア」もかなり癖の強い作品なんだ。

作品概要

近年うつ病に悩まされていたトリアー監督が、いっそ世界が終わり、すべての苦しみが一瞬にして消え去ってくれたなら…という自らの切実な心情を作品に投影して生み出した一大問題作。そのあまりにもロマン主義的な彼の世界観に対する好き嫌いはどうあれ、ワーグナーの壮大な調べに乗せて展開される世界の終末の崇高なイメージの数々は、思わず観る者を圧倒すること間違いなし。第24回ヨーロッパ映画賞作品賞、第64回カンヌ国際映画祭女優賞(K・ダンスト)他、多くの賞を受賞。

STORY:
泣いても笑っても世界はもうこれっきりおしまい。鬼才L・V・トリアー監督がこの世の終末に立ち会う人々の姿を圧巻の映像美で綴り、世界中をアッと言わせた衝撃の問題作。新郎の夫マイケルを連れて、姉のクレアとその夫ジョンが自宅の豪邸で催す結婚パーティーの場へと急ぐ新婦のジャスティン。主役カップルの遅まきながらの到着を受けてようやくパーティーが始まり、参列者一同から結婚を祝福されて本来なら幸せの絶頂にあるはずのジャスティンだが、彼女の心はなぜか曇りがち。しかし、巨大な惑星の異常接近により、地球滅亡の危機が刻一刻と迫るなか、むしろ彼女の心は次第に晴れやかになっていく。

2011年 デンマーク/スウェーデン/フランス/ドイツ

WOWOW作品紹介ページより引用

トリアー監督が鬱病の中、着想をえた作品です。

メインヒロインも鬱病。

何とも鬱々とした、トリアー監督らしい雰囲気ですが、ところどころユーモアが散りばめられて鑑賞者を楽しませます。

至高の音楽体験

ストーリーも面白かったのですが、私が本作を観て一番感動したのは音楽です。

ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」という曲が、メインとして何度も流れます。

映像の美しさと相まって、どのシーンも感動的なのですが、特に心が震えたのがラストシーン

もう、爆音も爆音です。

轟音上映顔負け。

明らかにボリュームが違います。

映画館全体が震えるほどの超轟音。

心も身体も震えてしまいました…。

bitotabi
bitotabi

あんな演出、ありなんですね…。びっくりです…。

キングダムのリトルブラザー

キャスティングで嬉しかったのは、「キングダム」でリトルブラザーを演じたウド・キアが出演していたこと。

しかもかなりコミカルな役どころでした。一番ボケてたんじゃないでしょうか。

 



キルスティン・ダンスト

メインヒロインにはキルスティン・ダンスト。

彼女どこかで見たなと思ったら、トビー・マグワイア版スパイダーマンでMJを演じた人ですね。

何と本作ではオールヌードを披露していますよ。

絵画のような美しさでした。

 



キーファ・サザーランド

キーファ・サザーランドもヒロインの姉の夫として出演。

ジャックバウアーの人ですね。

今回は天体に詳しい金持ち役です。

冒頭の絵画

冒頭と中盤で「雪中の狩人」という絵画が登場します。

この絵画は、「惑星ソラリス」のオマージュのようですね。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

「メランコリア」は美しさと切なさを見事に融合させています。

bitotabi
bitotabi

どこか現実味もあり、本当に惑星が衝突したりして…、と思わず空を見上げてしまいました。

ダニー
ダニー

そこまで落ち込まない作品だから安心して観てね!

 

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