「パリ13区」を鑑賞しました。
現代パリの景観と、ミレニアル世代の恋愛や悩みを、モノクロで美しく表現した作品です。
カンヌらしさムンムン。甘美な雰囲気を堪能できました…。
ポイントを押さえて、映画をさらに味わいましょう♪
パリ13区ってどんなところ?
パリは全部で20区あり、区によってかなり表情が違うようです。
東京も同じような感じですもんね。
13区はというと…
パリのチャイナタウン
パリで最も巨大な中華街のある地区だそうです。
そのため、日系をはじめとした、外国人が多く住むエリアです。
高層団地によって景観が美しくないため、地元民は住みたがらないとか。
しかし、日本人にはおすすめのエリアとも言えるそうです。なぜなら…
好アクセス、好フード
5区と密接しており、地下鉄がたくさんあるエリアです。
また、ショッピングモールやスーパーも大きい施設が多く、ベトナムやタイなどのアジア料理もあるそうです。アジア系食材も手に入りやすいのだとか。
アジア系が多いと、外出のフットワークは軽そうですね。
タイトルのLes Olympiades
Les Olympiades(レ・ゾランピアード)はエリアの名前のようです。大阪でいう「万博公園駅」とか、そんな感じですね。
映画の原題となったエリア。元貨物駅の敷地をコンクリートスラブで覆い、地上に駐車場や配送センター、上階に歩行者用デッキと高層住宅を建造。住宅へはデッキ階からアクセスする。エミリーの住居、エミリーとカミーユが歩くシャッター商店街など、あらゆるシーンに登場。
https://longride.jp/paris13/
パリっ子の性生活
「パリ13区」では、パリの若者たち(20~30代)の性生活や恋愛が中心に描かれています。
パリっ子、性欲強めです笑 あくまで映画では。
日本よりも、かなり強いのかも…。出会い系やSNSをガンガン使ってる風でした。
R-18というだけあって、かなりセクシーなシーンもありました。
登場人物のなかで最もセクシーな役どころ、元ポルノスターでカムガール(ウェブカメラを使ったセックスワーカー)の“アンバー・スウィート”
彼女の優しい演技はとても魅力的です。考えを改めさせられました。
ストーリーの他に注目すべきポイント
原作小説と、過去の映画作品へのオマージュに注目すると、より映画を楽しく鑑賞できます。
原作は、今最注目の北米のグラフィック・ノベリスト、エイドリアン・トミネの3つの短編。エリック・ロメール『モード家の一夜』における男女の駆け引きや、『マンハッタン』でウディ・アレンが捉えた魅力的な都市の情景にオマージュを捧げながら、オディアールは2021年の13区で愛の在り方について問う。洗練されたモノクロームで映し出す、誰も見たことのなかったパリがここにある。
https://longride.jp/paris13/
私は『マンハッタン』未鑑賞であるため、どんなシーンやセリフがオマージュされているか、これから確認してみます♬
白黒がトレンド?
近年、白黒映画がいくつか観られます。
「カモンカモン」「GUNDA」などですね。
「パリ13区」を含め、どれも素晴らしい作品です。
情報過多の今、白黒映画の可能性が再評価されているような気がします。
最後までお読みいただきありがとうございます!
とても大人な映画です。
惹きつけられ、いつまでも終わってほしくないような、甘美な魅力のある作品でした。
大人でロマンチックなあなたにオススメです。
そして、白黒。疲れないから好きなんですよね…。集中できます。
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