『ペナルティループ』このループ、一味違います。

クライム・サスペンス映画

映画『ペナルティループ』をシネマートで鑑賞しました。

bitotabi
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私はタイムループものが大好物ですが、こんなにモヤモヤするタイムループは初めてでした…。

ダニー
ダニー

公式YouTubeのあらすじはこちらです!

おはようございます。6月6日、月曜日。晴れ。今日の花はアイリス。花言葉は「希望」です。 ——岩森淳が朝6時に目覚めると、時計からいつもの声が聞こえてくる。岩森は身支度をして家を出て、最愛の恋人・砂原唯を殺めた溝口登を殺害し、疲労困憊で眠りにつく。翌朝目覚めると周囲の様子は昨日のままで、溝口もなぜか生きている。そしてまた今日も、岩森は復讐を繰り返していく——。

https://www.youtube.com/watch?v=drve9oMs-_4

それではここから、本作について解説していきます。

ストーリーの結末については話しませんが、内容に触れますのでご注意ください!

ひと味違うタイムループ

本作は同じ時間を繰り返すタイムループものです。

『時をかける少女』『恋はデジャヴ』『アバウトタイム』なんかと同じですね。

私はタイムループものが、大好物なんですよ…。

本作は、今まで観てきたタイムループものとは一味違います。

大概、タイムループものって、同じ時間を何度繰り返しても上手くいかないから、上手くいくまで何度も繰り返すパターンが多いんですが、『ペナルティループ』の場合はどうやってもミッションが上手くいってしまうんです。

そのミッションが、恋人を殺した男への復讐。

つまり、殺人です。

どう過ごそうが最後には結局殺せてしまうんですね。

もし、殺すのに飽きたり、殺すことに苦しみを覚えるようになってもです。

この葛藤が、本作一番の見どころでしょう。

 



本作が一味違うのは、それだけではありません。

大抵のタイムループものって、自分以外は時を繰り返していることに気づかないじゃないですか。

でも、本作は殺される側も時間を繰り返しているんですよ。

これってなかなか斬新ですよね。

構造としては『ハッピーデスデイ』には似ているかもしれません。

でも、『ハッピーデスデイ』と違って、両者キチンと人間味があるんです。

殺される側は、毎日殺される恐怖に怯えながら繰り返していると。

これがペナルティたる所以なんですね。

 



モヤモヤさせる巧みな演出

『ペナルティループ』では、なかなか主人公と恋人の関係性や、ループに至ったきっかけ、ループの仕組みなどを明らかにしてくれません。

めちゃくちゃモヤモヤするし、どういうルールなんだろう、と真剣に観てしまいます。

登場人物たちの視線を絶妙な映し方で見せてくるんですよ…。

もう、早く教えてくれ!って感じでした笑

このモヤモヤ感が、拷問的な効果を持たせ、こちらもループに巻き込まれたかのような感覚に陥らせているのでしょう。

 



あの俳優の演技が観られる!

本作で嬉しかったのが、伊勢谷友介さんの出演。

あの騒動以来、メディアから離れ、実に3年ぶりとなる復帰だそうです。

bitotabi
bitotabi

出演者情報を観ずに行ったので、驚きました。

相変わらずカッコいいですし、演技もお上手です。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『ペナルティループ』について解説しました。

bitotabi
bitotabi

公式サイトのBバイク川崎バイクさんのKコメントにBバリバリ共感です。

ダニー
ダニー

結末も面白いですよ~。

 

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