私、そんなに弱くないよ
映画『フィリピンパブ嬢の社会学』を鑑賞しました。
原作者・中島弘象さんによる実体験を描いた話題の新書「フィリピンパブ嬢の社会学」の映画化作品。
フィリピンパブの裏側で、未だ行われている偽装結婚を背景に、多文化共生のあり方を『能登の花ヨメ」『ママ、ごはんまだ?』『あしやのきゅうしょく』の白羽弥仁監督が描きます。
フィリピンパブを大学の研究対象にしていた日本の大学院生・中島翔太(前田航基)は、パブで偶然出会ったフィリピン人女性のミカ(一宮レイゼル)に詰め寄られ、お付き合いを始めることになります。しかし、彼女は偽装結婚をしていることが後になって判明します。 月給6万円、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけといった彼女の過酷な生活環境を目のあたりにする翔太。一方、強く逞しいミカは現状にめげることなく働き続け、故郷・フィリピンで暮らす両親の元に翔太を連れていきます。いつしか彼女を大切に想う気持ちが強まっていく翔太は、ミカに懇願されてヤクザの元に乗り込むことに―
https://mabuhay.jp/
本作、かなり勉強になります。
大学院生の卒論のための研究という目的であることもそうなのですが、
フィリピンパブに体当たりでレポートし、その中の一人と親密になるにつれて、その裏側も明らかになっていくという。
知らないことがたくさんで面白かったです。
近年、賃金が上がらないということで、日本に来る外国人も少なくなっているのかなと思っていましたが、生まれた国に仕事がないため、まだまだ日本に来るケースも多いみたいです。というか、過去最高のようですね。大学を出ても仕事がないって、なかなか厳しいですよね…。
日本における外国人労働者数(2023年10月末時点)は204万8,675人となり、過去最高を更新した(注)。前年より22万5,950人(12.4%)増加し、伸び率も前年の5.5%から6.9ポイント上昇した。外国人を雇用する事業所数は31万8,775所(前年比6.7%増)で、同様に過去最高を更新した。
外国人労働者数を国籍別にみると、ベトナムが最も多く51万8,364人(前年比12.1%増)で、全体の4分の1を占めた(添付資料表参照)。次いで、中国39万7,918人(3.1%増)、フィリピン22万6,846人(10.1%増)となった。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/01/a94a4f5c40adb076.html
フィリピンの人も、まだまだ多い!
映画では、前田航基さん演じる主人公が、かなりフィリピンパブ経営の内側まで突っ込んでいきます。警察で話を聴いたり、ヤクザのボスみたいな人に呼び出されたりするので、エンタメとしてもドキドキしながら鑑賞できました。
驚くべきポイントは、これが実話であるということ。
著者の中島弘象さんは、本当にフィリピン人の女性と結婚してて、2023年現在、お子様も二人いるのだそうです。
いやー、恋はハリケーンですね。
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『フィリピンパブ嬢の社会学』について感想をお伝えしました。
めちゃくちゃ面白いですし、勉強になります!
日本で働く外国人について、考え方が変わりそうだね。
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