2024年1月1日から、12月31日までに劇場で鑑賞した125本の作品から、印象に残った、感動した作品をランキング形式で紹介します。
去年より71本も観てたなんてビックリです。
あなたのベスト作品は入っているでしょうか?!
ノミネート作品
これまでに2024年にそれぞれの月でまとめた上位3作品を全てのノミネート作品として選出しました。
なお、私情により、6・7・8・9・11月は、映画館であまり映画が鑑賞できなかったのでそれぞれ1本ずつの選出とさせていただきます。
- 『笑いのカイブツ』
- 『コット、はじまりの夏』
- 『哀れなるものたち』
- 『ボーはおそれている』
- 『瞳をとじて』
- 『落下の解剖学』
- 『DUNE2』
- 『ゴールドボーイ』
- 『オッペンハイマー』
- 『インフィニティ・プール』
- 『異人たち』
- 『アイアンクロー』
- 『おいしい給食 Road to イカメシ』
- 『悪は存在しない』
- 『マッドマックス:フュリオサ』
- 『インサイドヘッド2』
- 『クワイエット・プレイスDAYS1』
- 『エイリアン:ロムルス』
- 『THAGHUT』
- 『侍タイムスリッパー』
- 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
- 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
- 『ルックバック』
- 『アイアム・ア・コメディアン』
- 『お坊さまと鉄砲』
- 『太陽と桃の歌』
こんな感じになりました!例年に比べると、日本映画が多い感じがします。今年は河合優実の年だったと思うんですけど、私のノミネートには1つも入らなかったです。
そして、やっぱりたくさん映画を観た月の方が、選出した作品の面白さも高いなという印象。やっぱりたくさん観ないと駄目ですね。どうしても下半期は鑑賞数が減ったので好みの作品に出会いにくかったです。
それではランキングに参りましょう!
第10位~第6位
第10位『ゴールドボーイ』
第9位『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
第8位『侍タイムスリッパー』
第7位『オッペンハイマー』
第6位『クワイエット・プレイスDAY1』
ゴールデングローブとアカデミー賞で作品賞を受賞した『オッペンハイマー』やホラーだけど感動できる異色の作品『クワイエット・プレイスDAY1』と並んで、日本の作品を多く選びました。
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』と『侍タイムスリッパー』に共通して言えることは、笑いと素晴らしいアクションがある作品だということでしょう。
そのあたりのジャンルって、正に黒澤明監督が礎を築いたものだと思うんです。その意思を受け継ぐ作品なんじゃないかなって。
第5位~第1位
第5位『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
第5位は『シビル・ウォー アメリカ最後の日』です。
もし、今アメリカで内戦が起こったら…。その様をリアルに描いているんですが、私が注目したのはエンタメとして観やすいように工夫されている点。音楽や視点を逸らすことで、誰でも観やすいように施されたその工夫。でもゾクゾクする怖さがあります。
第4位『落下の解剖学』
第4位は『落下の解剖学』です。
夫が家の2階から転落して亡くなった。これは一体どういった事件なのか。事故なのか、第三者の犯行なのか、それとも妻がやったのか。それを裁判を通じて描きます。妻や息子、弁護士など様々な視線で描く『羅生門』方式になってるんです。真相はあなたの目と頭でお考え下さい。パルムドールは伊達じゃないですよ。というか、近年のパルムドール受賞作では群を抜いて面白かったです。
第3位『アイアンクロー』
第3位は『アイアンクロー』です。
A24らしい作品でしたねこれは。昨年度私が一番好きだった『after sun』のような、今年一番切ない気持ちにさせてもらえた映画でした。多くの息子たちが若くして変死していったエリック家。一家の大黒柱は「アイアンクロー」で一世を風靡したフリッツ・フォン・エリック。一体、エリック家の呪いの正体とは何だったのか。心が揺れます。
第2位『お坊さまと鉄砲』
第2位は『お坊さまと鉄砲』です!『ブータン山の教室』の監督最新作です。前作もそうだったんですが、この監督の作品は「幸せって何なんだろう」と考えさせられるんですよね。世界一幸せな国と呼ばれることのあるブータン。実は2000年代に入ると様々な変化が訪れていたんですよね。無垢と無知の違いって、考えたことがありますか?
第1位『瞳をとじて』
第1位は『瞳をとじて』です!
『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が31年ぶりに映画を作ってくれました。
何というかもう、映画への愛を問われたような。たまらない作品でした。もし見逃している人がいたら、絶対に観ていただきたいです。でも、『ミツバチのささやき』を観てない人は観てからね。いやしかし、それでも感動できるかな…。本当に映画を観てきた期間の長さがものをいう作品なんだと思うんですよね。31年前に、『ミツバチのささやき』を観た人には、私も到底敵わない。
ドライヤー亡き後、映画に奇跡は存在しないと劇中で語られますが、この映画と出会えたこと、感動できたことは、一つの奇跡なんじゃないかと思います。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
真剣に考えました。めっちゃ時間かかりました。他にも選びたい映画、たくさんあったんですよ…。
あなたのベスト作品は入っていましたか?
来年もいい作品に出会えますように!
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